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27日、日本サッカー協会は任期満了に伴い、女子日本代表監督の高倉監督の退任を発表した。
今回の退任を受け、高倉監督は「女子日本代表の監督という非常に責任ある立場を任せて頂き光栄でした。女子サッカーの発展を考えれば難しいと分かった上で覚悟を決めて引き受けましたけど、毎日、日本の良さ、世界と戦うためにどんな武器を持って戦っていくべきかを模索し、本当にいつもそのことを考えていた日々でした」と2016年から5年間の在任期間を振り返った。
そして、「アジアでは一定の結果は出せたと思うが、19年のワールドカップ、今回の東京オリンピックで結果が出なかったことは私の力の無さだと感じています。女子サッカーは急激に進歩していると思うし、その種を蒔いたのは紛れもなく11年の日本代表だとも思っています。その蒔いた種で咲いた花に、いまは挑戦しているんだと思います」と世界トップレベルとの差を痛感したと語った。また、同時に今後の日本の女子サッカーに向けても言及している。
「すべてを否定するわけではなく、積み上げてきたものを信じ、もう一度立ち上がり、前に進んでいくことが大事だと思います。この先、WEリーグが始まりますし、選手たちには素晴らしい時間を過ごしていってほしいと心から願っています」
リオデジャネイロ五輪の予選敗退直後、2016年の4月に就任した中で約5年間チームを率いた。2019年のW杯ではラウンド16で敗退。さらに今夏の東京五輪でもグループステージを3位で突破するも決勝トーナメントの初戦となるスウェーデン戦で敗れ、ベスト8止まり。目標としていた自国開催での金メダル獲得はならなかった。
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