レアル・マドリードの下部組織出身のMFダニエル・パレホは、レジェンドであるアルフレッド・ディ・ステファノ氏から下部組織最高傑作と称されるほどの才能を示し、QPRへのレンタルを経て2009年からトップチームに昇格する。
しかし、“白い巨人”の一員としては目立った活躍を披露することができず。2009年から2011年までを過ごしたヘタフェで多くの経験を積み、トップレベルでも頭角を現していく。
そして、2011年夏に名門バレンシアにステップアップ。2年目から完全にポジションをつかむと、今では背番号10を着用してクラブを代表する選手の1人となった。また、2018-19シーズンには悲願の自身初タイトル（コパ・デル・レイ）で手にしている。
2020-21シーズン開幕前にビジャレアル移籍。貴重な経験をチームに注入する。
プレースタイル
中盤の中央付近でプレーするパレホの持ち味は、正確なパスの精度だ。ピッチを広く見渡して的確なエリアに配給し、よどみなく試合を支配し続ける。戦術眼にも優れ、90分の中で何度もリズムに変化を加えて相手の対応の裏をかくプレーはお手の物だ。
また、その視野の広さや頭脳は守備にも生かされ、相手にとって有用なスペースを瞬時に察知。時には大胆なスライディングでパワフルにボールを奪ったかと思えば、華麗なインターセプトからカウンターに直結させることも多い。
動画：プレー&ゴール集
プロフィール
ダニエル・パレホ／Daniel Parejo
1989年4月16日生まれ 180㎝・75kg 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2008-09 | QPR | 14試合・0得点 |
| 2008-09 | レアル・マドリード | 5試合・0得点 |
| 2009-10 | ヘタフェ | 28試合・6得点 |
| 2010-11 | ヘタフェ | 36試合・3得点 |
| 2011-12 | バレンシア | 16試合・0得点 |
| 2012-13 | バレンシア | 27試合・1得点 |
| 2013-14 | バレンシア | 31試合・4得点 |
| 2014-15 | バレンシア | 34試合・12得点 |
| 2015-16 | バレンシア | 33試合・8得点 |
| 2016-17 | バレンシア | 36試合・5得点 |
| 2017-18 | バレンシア | 34試合・7得点 |
| 2018-19 | バレンシア | 36試合・9得点 |
| 2019-20 | バレンシア | 35試合・8得点 |
| 2020-21 | ビジャレアル | 21試合・3得点 |
※成績は国内リーグ（2021年2月16日現在）
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