アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督は、クラブに対して補強の必要性を強く訴えているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。
アトレティコは、2020年夏の移籍市場最終日にガーナ代表MFトーマスをアーセナルに放出。契約解除金5000万ユーロが支払われたため、拒否することはできなかったと伝えられている。
また、クラブ側はトーマスの売却資金で厳しい財政状況の改善に充てようと構想していたとのこと。選手給与などの支払いが用途への割りあてが挙げられているが、シメオネ監督はそれに異を唱えているようだ。
というのも、シメオネ監督はトーマス退団で大きなショックを受けており、後釜の獲得を強く要求。アーセナルからのレンタルで加入したMFルーカス・トレイラだけでは不十分と考えており、クラブ側にプレッシャーをかけていると報じられている。
なお、契約解除条項の行使という形でトーマスを放出せざるを得なかったアトレティコは、今月までスペイン国内での選手獲得が許されるようだ。とはいえ、候補に挙げられているバレンシアMFジョフレイ・コンドグビア、レバンテMFホセ・カンパーニャ、ヘタフェMFマウロ・アランバリの獲得は、財政状況の緊迫により、実現困難と見られている。
長らくクラブをトップクラスに導き続けてきたシメオネ監督の要望に、アンドレア・ベルタSD(スポーツダイレクター)は応えられるのだろうか。
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