リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、先日U-23エジプト代表監督を務めるシャウキー・ガリブ監督が東京五輪にエジプト代表FWモハメド・サラーをメンバー入りさせることを示唆した件に言及し、「今のところ、まだ何も決まっていない」とさらなる話し合いが必要であることを明かした。
U-23エジプト代表は、昨年の11月に行われたU-23アフリカ選手権で頂点に上り詰め、7月に開幕する東京オリンピック2002の出場権を獲得した。五輪への出場を決め、国全体が盛り上がりを見せる中、同代表を率いるシャウキー・ガリブ監督は先日「招集できる3人のオーバーエイジの内、今のところ唯一決めているのはサラーだけ」と主張。ただ指揮官は「サラーの参加は難しいように感じている。仮に彼が受け入れたとしても、彼にはリヴァプールを説得するために相当な努力が必要になる」とも語っており、サラーのメンバー入りを示唆しながら現実的にはいくつかの問題をクリアしなければならない現状を明かしていた。
これを受け、クロップ監督はプレミアリーグ第26節ノリッジ戦を前にした会見で、東京オリンピック2002への出場が期待されるサラーに関して自身の見解を口にした。
「プレシーズンに私が選手を失いたいと思うか？もちろん、そんなはずないだろう。これだけははっきりしているよ。だが、さまざまなことについて考えなくてはいけない。これからモーと多くのことについて話すことになる。まだ、モーに関して誰からも連絡はない。それに我々の希望もはっきりしている。しかし、すべてのことに関してより多くの情報を必要としている。いつから準備が始まるのかなどね。今のところ、まだ何も決まっていないよ」
東京五輪出場への思いは理解しているものの、まだまだ話し合いが必要だとしたクロップ監督。果たして、サラーは７月に日本のピッチに立っているのだろうか。
オーバーエイジでの東京五輪出場の可能性が報じられているサラーの所属するリヴァプールは15日（現地時間）、プレミアリーグ第26節でノリッジと対戦する。この試合はDAZN（ダゾーン）で日本時間16日2時30分からライブ配信される。
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