スペイン『マルカ』は、レアル・マドリードがボルシア・ドルトムントFWアーリング・ハーランド獲得を目指すことを決断したと報じた。
すでにパリ・サンジェルマンFWキリアン・エンバペの獲得を内定しているとされるレアルだが、フットボール界の未来を担うとされるもう一人の若手選手、ハーランド獲得にも動くようだ。『マルカ』曰く、レアルは「ほかのクラブにこれだけの打撃を与えるチャンスを逃すことはできない」と考えで決断を下したという。
ハーランドはレアルのほか、バルセロナとマンチェスター・シティも獲得を狙っているとされる。バルセロナに関して、レアルは彼らがメディアに漏らしているであろうハーランド獲得情報が見せかけだけの「花火」であり、何も恐れてはいないとのこと。バルセロナはハーランド代理人ミノ・ライオラ氏と度々話し合いの場を設けているが、それはアヤックスDFノゼア・マズラウィの獲得に関するものと認知しているようだ。一方、ハーランド父親の元所属クラブであるシティについて、ジョゼップ・グアルディオラ監督がハーランドを求めているのは事実のようだが、選手本人はプレミアリーグに挑戦するかどうかを決めかねている様子とされる。いずれにしても移籍先は、今後3〜4週間以内に決定される見込みのようだ。
『マルカ』はさらに、レアルがハーランド獲得のために見せるであろう今後の動きについても解説している。ハーランドの移籍金は1億3000万ユーロで、6年間と見込まれている契約の年俸支払いも含めると、オペレーション額は3億5000万ユーロと高額なものになる。レアルはこのオペレーションに立ち向かうために選手放出が必要となり、とりわけクラブの将来的プランに含まれていないFWルカ・ヨヴィッチ、MFエデン・アザール、MFダニ・セバジョスの放出を優先するようだ。
レアルは以上3選手の放出ほか、MFガレス・ベイル、DFマルセロ、MFイスコが今季限りで契約切れとなり、それも人件費に余裕をつくる手助けになるとのこと。『マルカ』はさらに、レアルがそのほかに取り組むべき事柄として、MFマルコ・アセンシオとの契約延長、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ・ゴエス、DFエデル・ミリトンのスペイン国籍取得待ちとなっているMF久保建英の「行き先」探し、MFブライム・ディアス売却の検討を挙げている。
レアルはドルトムントも把握しているライオラ氏との話し合いを、ここまでに2回行ったという。その目的は選手本人にレアル加入の意思があるかどうか、獲得オペレーションをこのまま進めていけるのかどうかという確認にあり、ライオラ氏からは肯定的な返答を受け取っているようだ。またハーランドの移籍については、ライオラ氏とハーランド父親に対する高額なコミッション料も不安要素とされるが、『マルカ』曰く「どうにもし難い障害」でもないとのことだ。
果たして、ハーランドは来季にレアルのユニフォームを着てプレーしているのだろうか。
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