アーセナルの指揮官を務めるミケル・アルテタ監督は、27日のUEFAヨーロッパリーグ（EL）ラウンド32（決勝トーナメント1回戦）でオリンピアコスに敗れて早期敗退が決まったことに触れ、「これがフットボールであり、時に非常に残酷だ」とまさかの敗退に肩を落とした。
敵地での第1戦を1-0で勝利し、アドバンテージを得てホームに戻ってきたアーセナル。しかし、27日のELラウンド32第2戦では、逆転突破を狙うオリンピアコス相手に苦戦。後半にセットプレーから失点を喫すると延長戦に持ち込まれた。そして113分にガボン代表FWピエール＝エメリク・オーバメヤンのゴールで一度はリードしたが、6分後に失点して万事休す。2試合合計2-2で、アウェイゴールの差でオリンピアコスがベスト16進出を決めた。
試合後、アルテタ監督は「非常につらい。この大会には多くに希望があった」とコメント。続けて「（ELは）欧州のコンペティション（UEFAチャンピオンズリーグ）へ行くための素晴らしい方法であり、優勝するためにトライすべき大切な大会だ。今日もポジティブなプレーが多く見られたと思う。勝つにふさわしいだけのチャンスは作れた。だが、2つのセットプレーで失点すれば、大きなトラブルに巻き込まれるものだ」と語り、2つの大きな失点による敗戦を悔やんだ。
また、早期敗退が決定したことで多少なりとも選手たちのメンタル面へのダメージが心配される中、アルテタ監督はこの苦難をチームで乗り越えなければならないと明かしている。
「この大会の優勝をみんなが望んでいたのを見てきた。チームとして、クラブとしてこの感情を消化するのは難しい。だがこれがフットボールだ。時には非常に残酷なんだ。ここで競争を続けたいのであれば、うまく対処しなければならない。この場所に戻ってこられるかは我々次第だ」
ELの早期敗退が決まったアーセナルのELラウンド32第2戦オリンピアコス戦の模様は現在、DAZN（ダゾーン）で見逃し視聴が可能だ。
なお、週末のリーグ戦が延期となっているアーセナルは現地時間3月2日、FAカップ5回戦でポーツマスと対戦する。この試合は日本時間3月3日4時45分からDAZN（ダゾーン）でライブ配信される予定となっている。
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