チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、現在のチーム状況について言及した。クラブ公式サイトが試合前コメントを伝えた。
チェルシーでは今月10日、ロシア人オーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏がロシアのウクライナ侵攻に伴うイギリス政府からの制裁として資産凍結に。クラブ売却に動いていた中での制裁により、選手の獲得や新契約締結はもちろん、新規のチケットやグッズ販売も不可となるなど混沌の状況にある。
そんな中、13日に行われるプレミアリーグ第29節ではホームにニューカッスルを迎える。トゥヘル監督は「大きな嵐の時は、皆で手を取り合ってしっかりと立ち続けて乗り越えることが求められる。もちろん、雑音もあって我々にとって少し難しい状況だ。少し怯えている選手や心配している選手もいる。これは普通だ。選手だけでなくスタッフやクラブ内にも心配や不安を抱えている人がいる」と語りつつ、自分たちの仕事を継続していくことの重要性を説いた。
「だからこそ、我々全員が信頼と信念を持ち続けることが非常に重要だ。自分たち自身の責任を全うすること。我々は結果とパフォーマンスを出すことができる状況で、それが我々の仕事だ」
「ニューカッスルは非常に強いチームだから難しい試合になるだろう。今、我々は正しい姿勢で試合に向けて集中したいと思っている」
リーグ4連勝中のチェルシーは混沌の中でも連勝を継続させられるか。試合は13日の日本時間23時にキックオフを迎える。
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