12日、日本代表FWオナイウ阿道がデビュー戦となったセルビア代表戦を振り返った。
待望の日の丸デビューを果たしてからわずか19分後、歓喜の瞬間が訪れた。64分、右サイドを伊東純也が抜けす間に動き直し、ゴール前でポジションを確保。「パスが出てくることを信じながらよいポジションに居続けられたことがすべて」とラストパスを押し込み、デビュー戦で初ゴールを決めてみせた。
しかし、その直後に主審の笛が鳴り、オフサイドの判定。代表初ゴールはまさかの取り消しとなってしまった。 この“幻のゴール”を振り返りオナイウ阿道は「映像を見てもオフサイドではないと思いますので悔しいです」と本音を明かしながらも「継続していけば数字は絶対に付いてくると思うので自信を持ってやっていきたい」と前を向いた。
それは45分間のプレー時間で確かな手ごたえを得たからこそ出てきた言葉である。 「しっかりボールをキープできたり攻撃の起点になれたりするシーンはあった。所属チームでやってきたことは間違いではなかったと思うし、それを代表でやることがチームを助けることにつながると感じた」 ゴールネットを揺らしたシーンだけでなく屈強なセルビア代表DFにフィジカルで負けることなくプレー。相手を背負いながらボールを収め攻撃の起点となるシーンを何度も作り出した。
この姿に指揮官やチームメイトも高い評価をしており、ゴールこそならなかったが上々の代表デビューとなった。 A代表のピッチに立ったことでさらなる意欲が沸いてきたオナイウ阿道は「自分の中でできたこととまだできることを明確にして次の試合に向けてよい準備をしていきたい」と成長を宣言。「FWなので得点で貢献することがチームのためになる。みんなが走ってくれている分、最後に自分が決めたい」と次こそは代表初ゴールを誓った。
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。