南野拓実は「迷いながらプレーしていた部分がある」と明かしつつ、攻撃面の改善を見据える「どうチームと連係してゴールにつなげるか」 ｜ 日本代表

勝利が必須な試合で求められるのはゴールだ。

日本代表の前線を牽引する南野は、アジア2次予選で7戦連続ゴールを記録するなど得点力を見せつけていた。しかし、最終予選では欠場した試合があったとはいえ、ここまでノーゴールと苦しい時間が続いている。

なかなか得点を決め切れていない南野は、「2次予選の時と違って相手のレベルも上がっていますし、シュート回数も少なくなっている。少ないチャンスで決めることが大事かなと思う」と主張。また、システム変更によって自身のポジションがゴールから遠くなったことに触れながらも、今後の試合に向けてゴールへの意欲を口にした。

「ゴールに向かっていくポジションが変わったので、効果的にチームの攻撃に関わる部分で実際に自分がゴールに行く回数は少なくなってるかもしれない。だけど、どうチームと連係してゴールにつなげるかは自分の課題。それを今回も改善してゴールを取れればいいと思います。まずはチームの勝利が一番なのでできることをやっていこうと思います」

最終予選に入ってあまり自身のプレーを出し切れていないことに関しては「自分の中でもワイドで受けるのか間で受けるのかも迷いながらプレーしていた部分がある」と難しさを明かしつつ、「自分たちの長所をどうやって出せるかというところで、最終予選ではあまりみんなの良さが出ていないと感じる。チームとしてみんなの良さを出せるためにどうすればいいかは常に考えている。短い期間ですけど合わせていければいい」と攻撃面の改善を誓った。

中国、そしてサウジアラビアとの2連戦は何より結果が求められる。「大事なのはチームがどんな形でも勝利してW杯の出場を獲得すること。ゴールできなくてもチームが勝てるなら、それを望む」と口にした南野。中国戦ではチームの勝利に貢献する姿を期待したい。