タイトルをかけたチュニジア戦での冨安健洋の起用の可能性は。「非常にリスクがあるので慎重に考えていきたい」（森保一監督） ｜ 日本代表

先日のキリンカップサッカー2022の初戦・ガーナ戦で4-1の快勝を収めた日本は14日、タイトルをかけてチュニジアと対戦する。この試合を前に森保監督は「明日の試合、勝利で、そしてキリンカップ優勝でサポーターの皆さんに喜んでもらえるように結果を出したい」と強調。続けて、「チームとしてはこれまで積み上げてきたものを、明日の試合の中で出せるようにしていきたい。選手たちには何よりも勝利を目指しながら個の力を100％出し切ること。仲間のために走って戦っている姿をサポーターの皆さんに見ていただき、元気や勇気を戦いから感じてもらえるような試合にしたいと思っています」と語り、この一戦にかける思いを明かした。

重要な一戦において注目されるのは冨安の存在だ。大阪に入ってからトレーニングに合流した冨安の起用について、森保監督は「明日の試合に向けては全体練習には合流していますので、出られる可能性も考えて、また今日の練習後にメディカルスタッフとドクターと相談したいと思います」と出場させる可能性を示唆した一方で、「いきなり国際試合のハイインテンシティの中で、非常にリスクになると思いますので慎重に考えていきたい」と主張。長期離脱からの復帰とあって起用したとしても限定的なものになりそうだ。

また、もし出場機会を与えることになった場合の起用法に関しては、アーセナルでプレーするサイドバックでの起用も考えていることを口にした。

「もし使えるならCBや右SBでも考えたいですし、CBの冨安は数多く代表で見させてもらっているので、サイドで起用することは可能であれば考えていきたいと思っています。冨安だけでなく今回CBとして、吉田（麻也）、板倉（滉）、谷口（彰悟）、伊藤（洋輝）とCBでプレーしてくれている選手たちがハイパフォーマンスを見せてくれているので、そこで冨安を起用することもありますが、所属チームでプレーしていることを生かすという意味ではそういう起用法も今回の活動では考えています」

ピッチに立つ可能性は決して高くないが、新たなオプションとして冨安がどういった形で起用されるか注目したい。
 

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