【プレビュー】グループ首位のサウジアラビアとホームで決戦。ポイントは“素早い攻撃” ｜ サッカー日本代表

日本代表 対 サウジアラビア代表 見どころ

両者の勝ち点差は「4」。この試合で日本が勝利すれば勝ち点差は「1」に縮まり、サウジアラビアが勝利すればW杯の出場権が確定する。互いに次なるステップを踏むためにも勝利が求められる試合となる。

日本としては、27日に開催された中国戦の良かったところと改善点を今回の試合につなげることが重要だ。中国戦はボールを保持しながら相手の隙を突いて攻撃。2得点しか取ることはできなかったものの、相手にチャンスというチャンスを作らせることのないまま試合を終えたことはポジティブな要素と言える。派手さこそなかったが、グループリーグで厳しい戦いを強いられている中で、しっかり結果を出したと言っていいだろう。

もちろん、攻撃面には改善の余地がある。ボールを保持することはできたが、ビッグチャンスの数はそこまで多かったわけではない。前線で厚みのある攻撃を繰り出していくためにも、中盤の選手たちがよりFWに絡んでいくことが必須となる。

ただ、前回の中国とは違ってサウジアラビアはポールを保持してくるチーム。先日とはポゼッション率が変わる可能性が高いため、一瞬のカウンターやスペースを有効に突く攻撃がポイントになりそうだ。攻守の切り替えで相手を上回り、チャンスと見るや素早い攻撃で仕掛けていきたい。森保一監督は、このように試合を見据えている。

「サウジアラビアは非常に個の能力があり、技術が高く、攻守ともに戦える洗練されたチーム。ボールを握られる時間や受け身に回る時間もあるかもしれないが、我慢強く戦い続ける、そこから我々の時間にするということを想定の一つとして持たなければならない。その上で、我々がゴールを向かっていくこと、素早く攻めること、我々がボールを握って崩していくことをサウジアラビア以上に我々ができたらと思います」

勝利を手にしてグループの状況を変えられるか。注目の試合は2月1日19:10キックオフだ。