アトレティコ・マドリーからニューカッスルに移籍したキーラン・トリッピアーが、ディエゴ・シメオネ監督へ感謝の言葉を送った。
トリッピアーは、ニューカッスルの野心的な新プロジェクトにおける最初の目玉選手だ。アトレティコ・マドリーとの契約を2023年6月まで残していたが、プレミアリーグ復帰を選択。チームを降格から救うという難しいタスクを担うことになる。
アトレティコ・マドリーでは右サイドの絶対的な存在であり、昨シーズンはロヒブランコ(アトレティコ・マドリーの愛称)の中心選手の一人として活躍。昨シーズンはラ・リーガ優勝を果たし、トリッピアーにとってはキャリアで初めてのタイトルとなった。
「本当に素晴らしい経験だった。優勝を成し遂げることができて嬉しいよ。ラ・リーガ優勝を果たし、ピッチ内外でとてもお世話になったクラブで素晴らしい思い出を残すことができた」とトリッピアーは『DAZN』のインタビューで昨シーズンを振り返る。さらに今回の移籍についてもコメントした。
「今後何年も関係を続けることができそうな人たちとたくさん知り合えたけれど、(イングランドへの復帰は)一生に一度のことだからノーとは言えなかった」
トリッピアーは、プロとしての成長を助けたシメオネに対して感謝の言葉しかないという。
「トッテナムを離れたときよりも、ずっとよい選手になった気がするんだ。ディエゴ・シメオネが素晴らしい監督だったからね」
「守備面で間違いなく僕を助けてくれた。アトレティコに加入してから成熟した選手になったように思う。素晴らしい選手たちとプレーできたし、監督も素晴らしかった。彼のためにプレーできたことは嬉しかったし、最高だった」
「レアル・マドリーやバルセロナを相手にラ・リーガ優勝を果たすのは難しいことだ。さらにビジャレアルやセビージャといったいいチームもいるしね。シーズン序盤をいい形で始めることができたし、とてもよいプレーをしていたと思う。終盤の3試合は厳しいものだったけれど、最後の試合で勝つことができた。絶対に忘れられない瞬間だったね」
トリッピアー「ニューカッスルは巨大なクラブ」
31歳になり、イングランド代表のレギュラーを維持するために学び続け、成長したいと強い気持ちで臨むトリッピアーにとって、今回の移籍は人生の新たなステージとなる。
「とてもエキサイティングだ。監督のこともよく知っている。ニューカッスルは素晴らしいクラブだ。ここに来ることができたのは僕にとって栄誉なことで、新しいキャリアをスタートするのが待ち遠しいよ」
「クラブやファンを見てみると、ニューカッスルは巨大なクラブだし、進行中のプロジェクトはとても素晴らしいもののように思う。それが僕がここに来たひとつの理由だ。僕にとってとても大きな機会なんだ。このチャレンジをとても気に入っているよ。スペインで自分を試し、今度はニューカッスルで自分を試そうと思う」
アトレティコ・マドリーから離れるという噂は夏から流れていたが、その時はマンチェスター・ユナイテッドに移籍すると推測されていた。ラ・リーガを制したことでトリッピアー自身はスペインでの活動は一区切りがついたと思っており、自国に戻る必要があると思っていたようだ。だが、レッドデビルズとの交渉はまとまらず、最終的にはニューカッスルに加入することが決まった。
「シーズン初め頃から僕がアトレティコ・マドリーを離れる可能性はあった。結局そうはならなかったから、自分のやるべきことに集中し、ハードワークをこなし、クラブには1月のオプションを考えてもらうよう話したんだ。アトレティコ・マドリーは僕に対してとてもよく接してくれた」
「ニューカッスルが1月にやってきて、僕は家族に関する個人的な理由があった…でも一番大事なのは、それがハッピーな日になって、合意に達して、ニューカッスルにやってくる機会を得られたことなんだ。この決断を後押ししてくれた選手やスタッフが何人かいることを知っているよ」
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