今冬の移籍市場でリヴァプールに加入した日本代表FW南野拓実は、移籍以降なかなか本領を発揮できていないものの、チームがシステム変更をすることになればより存在感を発揮できる可能性があると考えられているようだ。現地紙『リヴァプール・エコー』が伝えた。
今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)において前所属のザルツブルクで大きなインパクトを残したことによって、今冬の移籍市場でリヴァプールに加わることになった南野。移籍以降はいまだノーゴールと結果を残すことができていないものの、公式戦7試合に出場するなど徐々に出場時間を増やしている。
今回、『リヴァプール・エコー』は「ミナミノはチームがさらに危険になる大きな変化の鍵を握る」と題して南野を紹介。ブラジル代表GKアリソンやオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクのような“チームを変えられる”選手ではないと称した一方で、「費用対効果、ユーティリティなフォワード、4つのポジションでプレーできる能力、最高のバックアッパー」として有意義な契約となったと表現している。
また同メディアは『Reach PLC』の記者デイヴィッド・ヒューズ氏の発言を引用。現状のシステムではなかなか機能していないことを踏まえた上で、「(ブラジル代表FWロベルト)フィルミーノをトップ下に、左に(セネガル代表FWサディオ)マネ、右にミナミノ、(エジプト代表FWモハメド)サラーをトップに配置した4-2-3-1でいけば、機能する可能性がある。この4枚の美しさは、DFが手に負えないほど非常に流動的なところだ」とシステム変更によって南野が生きる可能性を説明した。
最後に『リヴァプール・エコー』は「昨シーズン、度重なるケガやミステリアスな欠場が続くまでの間、(スイス代表FWジェルダン)シャキリが4-2-3-1で起用された。今なら、ミナミノが簡単にこの役割を手にできる可能性がある」と主張。ユルゲン・クロップ監督次第ではあるが、システム変更で南野は輝くことができると強調している。
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