ガーナ人の父親とリベリア人の母親の下、スペイン・バスク州ビルバオで1994年に誕生したスペイン人FWイニャキ・ウィリアムスは、16歳の時にアスレティック・ビルバオの下部組織に入団。そして2014年12月、20歳の頃にラ・リーガデビューを果たす。
当時チームのエースだったアリツ・アドゥリスの負傷により、緊急措置的にトップチームに引き上げられたI・ウィリアムスだったが、翌2015年の2月には初ゴールを奪取。バスク出身選手および下部組織出身選手のみを保有する“純血主義”のクラブにおいて、創設117年目にしての初の黒人選手の得点となった。
その後、2018年頃から前線中央での起用が増加。一時は決定力不足が批判されるなど苦しい時期を過ごしたが、2018-19シーズンにはラ・リーガ38試合13ゴールとエースとしての活躍を果たした。2019年夏には2028年までの超長期契約を結んでクラブへの忠誠心を示し、クラブ側も契約解除金を1億3500ユーロに設定することで信頼を表現している。
プレースタイル
スペイン代表としても2016年に1キャップを刻んでいるI・ウィリアムスは、センターフォワードを主戦場とするスコアラーだ。身体能力は極めて高く、付けられたあだ名は“黒豹”。ラ・リーガ1、2を争う快足を生かし、広大なスペースを見付ければあっという間に駆け上がる。
加えて体幹の強さから屈強なDFにも当たり負けすることは少なく、足下の技術もスペイン人選手に期待される基準を軽々と満たす。ゴール前の駆け引きや戦術的なプレーも問題なくこなし、秘めているポテンシャルは世界トップのタレントに並ぶかもしれない。
プロフィール・経歴
イニャキ・ウィリアムス/Iñaki Williams
1994年6月15日生まれ 186cm・79kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2014-15 | アスレティック・ビルバオ | 19試合・1得点 |
2015-16 | アスレティック・ビルバオ | 25試合・8得点 |
2016-17 | アスレティック・ビルバオ | 38試合・5得点 |
2017-18 | アスレティック・ビルバオ | 38試合・7得点 |
2018-19 | アスレティック・ビルバオ | 38試合・13得点 |
2019-20 | アスレティック・ビルバオ | 38試合・6得点 |
2020-21 | アスレティック・ビルバオ | 3試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2020年10月12日現在)
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