ジュピラーリーグ(ベルギー)のシント=トロイデン(STVV)は、トップチームの全選手と報酬の減額について合意したことを発表した。
新型コロナウイルスの影響で中断が続くジュピラーリーグ。各クラブも活動停止に追い込まれ、リーグ戦は今月2日時点で続行を取りやめ、現時点での順位でシーズンを終えることに関し、理事会で合意したことが伝えられていた。
試合中断により財政的に苦しい時期が続く中、STVVはサラリーカットを決断。全選手の4月分の報酬から減額することで合意したことを明かしている。
なお減額した給与の一部は、新型コロナウイルス感染症対策への支援としてシント=トロイデン病院に寄付することも発表。これらの資金は、医療用マスク、PEEPバルブ、医療用ガウンの製作費用にあてられるようだ。
飯塚晃央CFOは、以下のようなコメントを残した。
「世界中でコロナウィルスの危機的状況が続く中、ベルギー国内はロックダウン状態が1か月以上継続し、我々STVVも試合を開催することができず歯がゆい思いをしています。この状況下でSTVVが社会・地域に還元できることは何かと考えを進めて行く中で、現場の最前線に立って奮闘されているシント=トロイデン病院への支援をさせていただくこととしました。賛同いただいた選手の方々には感謝申し上げます」
「我々は引き続き一致団結してこの局面を乗り越える努力を人々に呼び掛け続けるとともに、こういった時にこそサッカークラブとして地域や、そこに住む人々に対してできうる支援を引き続き行ってまいります」
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