アトレティコ・デ・マドリードは20日にラ・リーガ第33節、本拠地ワンダ・メトロポリターノでのグラナダ戦に臨む。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、17日からアイトール・カランカ監督が新たに指揮を執るチームへの警戒感を表している。
「彼らが擁する選手たちの特徴は知っている。ルイス・スアレスやマチスみたいに縦に速い選手がいるね。彼らはいつだって、良質な攻撃的プレーを見せてきた。カランカが何をしようとするのかは分からないが、しかし彼らの攻撃的特徴は分かっているよ」
シメオネ監督はまた、大きな話題となっているスペイン・スーパーカップのサウジアラビア開催についても言及した。『エル・コンフィデンシアル』のスクープ報道で、スペインフットボール連盟(RFEF)とバルセロナDFジェラール・ピケが経営する投資会社コスモスは、サウジアラビアと結んだ6年契約でRFEFが1回の開催につき4000万ユーロ、コスモスが400万ユーロを受け取っていることが明らかに。バルセロナ、レアル・マドリードが大会に参加しない場合には、ペナルティーがあることも分かっている。
『エル・コンフィデンシアル』はまた、RFEFのルイス・ルビアレス会長とピケがスペイン・スーパーカップのサウジアラビア開催について相談している音声も公開。同大会でもプレーしてきたバルセロナの一選手であるピケが「レアル・マドリーとバルセロナに800万ユーロをやって、そのほかのチームに100万と200万をやれば連盟に600万残るぞ」などと語っている様子は、話している内容も相まって大きな衝撃を与えることになった。
シメオネ監督はこの件について、公式大会で各クラブの扱いが異なっていることに対し、明らかな不快感を表している。
「私たちはこのような形で競えていることが、とても誇り高い。自分たちはベティス、レアル・ソシエダと一緒だ。報道によれば、アラビアでのスーパーカップはレアル・マドリードとバルセロナが参加すれば、連盟の恩恵となるようだ。私たちが落ち着いていられるよう、彼らからきちんと説明してもらいたいね」
「さらなる説明がない状況で、現時点で明確になっているのは、バルセロナとレアル・マドリードが大会に参加した方が都合が良いということだ。理解するのは難しいことじゃない」
流出した音声の中には、ルビアレス会長が自身の側近について「彼はアトレティコのラ・リーガ優勝を信じているようだぞ。かわいそうに」と話している内容もあった。そのことについても見解を求められたシメオネ監督は「皆が聞いたことに意見する必要はない」とだけ返している。
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