イングランド・コヴェントリーに生まれたカラム・ウィルソン。地元のクラブ、コヴェントリー・シティの下部組織に入団すると、2009年8月、17歳の若さでリーグ・カップに出場。プロキャリアをスタートさせる。
その後は5部クラブへのレンタルも経験するなど苦しい時期を過ごしたが、2013-14シーズンにレギュラーポジションを獲得。3部を舞台に2カ月の離脱もあったが、37試合で21ゴールを奪う大活躍を見せた。同年のリーグ1プロ選手協会の最優秀選手賞を受賞。この活躍に注目が集まり、2014年7月に当時チャンピオンシップ（英2部）のボーンマスへと引き抜かれる。
すると、ボーンマス加入後すぐさま抜群の得点力を発揮。チャンピオンシップ45試合で20ゴール13アシストと、エースとして力強くけん引。優勝＆昇格の立役者となる。プレミアリーグの舞台ではケガの影響もあって2シーズン間は苦戦したが、2018-19シーズンに14ゴール10アシストと二桁得点＆二桁アシストをマーク。イングランド代表初招集を果たしている。
2019-20シーズンは8ゴールを奪う活躍を見せたが、チームは降格。それに伴い、2020年夏にニューカッスルへと移籍。すると序盤戦からゴールを重ね、第14節までに8ゴール3アシストと結果を残している。なかなか芽が出ず、5部を経験するなどキャリアでも苦戦を強いられてきた苦労人だが、今では世界最高峰のリーグでも確かな評価を得るストライカーだ。
プレースタイル
パワーとスピードを兼ね備える“イングランド人らしい”ストライカー。特にゴールへの嗅覚は抜群で、巧みなポジショニングや一瞬の動き出しからフィニッシュを狙う。ボックス内でのプレーは要注目だ。相手を背負いながら強引にボックス内に侵入し、ネットを揺らす豪快なゴールも多い。180cmと身長はさほど大きくはないが、体の強さとジャンプのタイミングで、空中戦でも強さを発揮する。また、ストライカーながら意外にもアシスト数も多く、最も大切なフィニッシュフェーズで頼れるFWである。
プロフィール・経歴
カラム・ウィルソン／Callum Wilson
1992年2月27日生まれ 180cm 利き足：右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
|---|---|---|
| 2010-11 | コヴェントリー | 1試合・0得点 |
| 2011-12 | タムワース | 3試合・1得点 |
| 2012-13 | コヴェントリー | 11試合・1得点 |
| 2013-14 | コヴェントリー | 37試合・21得点 |
| 2014-15 | ボーンマス | 45試合・20得点 |
| 2015-16 | ボーンマス | 13試合・5得点 |
| 2016-17 | ボーンマス | 20試合・6得点 |
| 2017-18 | ボーンマス | 28試合・8得点 |
| 2018-19 | ボーンマス | 30試合・14得点 |
| 2019-20 | ボーンマス | 35試合・8得点 |
| 2020-21 | ニューカッスル | 14試合・8得点 |
※成績は国内リーグ（2021年1月12日現在）
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