バルセロナのチャビ・エルナンデス監督は、この冬の移籍市場で放出するはずだったFWウスマン・デンベレを、今後戦力に加えることも視野に入れているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
契約延長交渉が決裂したデンベレを実質的戦力外として、この冬での放出を目指したバルセロナ。結局、放出はできず、契約が切れる今季終了まで同選手を抱えることになったわけだが、今後戦力に加える可能性はゼロではないのかもしれない。
市場が閉鎖した後、ジョアン・ラポルタ会長は公の場で「彼がプレーするのは難しいだろう」と話していたが、しかし『マルカ』によればチャビ監督はプレーさせない選手を擁し続けることに否定的であるという。
バルセロナはこの冬に攻撃的選手を中心とした補強を行なった。が、それでもチャビ監督はデンベレの選手としてのクオリティーの高さを認めており、彼を必要とする状況で起用できることを望んでいるようだ。『マルカ』は加えて、チーム内に不満分子を抱えることは決してポジティブではないことや、デンベレがボルシア・ドルトムントで一緒にプレーしたFWピエール=エメリク・オーバメヤンの適応を助けられる可能性も指摘している。
バルセロナはまもなく、おそらくラポルタ会長も参加するであろう技術部門の会議によって、デンベレの扱いについて決定を下す模様。その話し合いではフランス代表FWを戦力に加えることから、色々と後を引くことになりそうな一方的契約解消の可能性までも検討されるとのことだ。なお『マルカ』の先の報道では、バルセロナはデンベレに契約解消を申し出ていたようだが、選手側が「裏口」からの退団や年俸を満額もらえないことに否定的で、断りを入れていたとされる。
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