アトレティコ・デ・マドリードは19日にコパ・デル・レイのベスト16、敵地レアレ・アレナでのレアル・ソシエダ戦に臨み、0-2で敗戦して同大会から姿を消した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、チームが不調に陥っていると認めつつ、ここから立ち直る意欲を示している。
年末にラ・リーガで4連敗を喫し、先のスペイン・スーパーカップでは準決勝でアスレティック・ビルバオに1-2で敗れ、そして直後の行われたこの試合で0-2敗戦……。アトレティコは現在、10年にわたるシメオネ監督政権下において、最も厳しい時期にある。それでも指揮官本人は、ここから状況を逆転させられると信じているようだ。
「チームを上向かせる唯一の方法は、選手を助けることにほかならない。自信を持ってもらい、こうした難しい状況でも落ち着く以外に道はないんだよ。今日は厳しい試合だった。立ち上がりはラ・レアルが素晴らしく、その後にはカラスコが決定機を迎えたが彼らの方が先制点を決めてしまい、後半に0-2とされてポジティブな流れが失われた。クーニャだって1対1の場面を迎えたが、しかし多くの人々が言うように、私たちは良い状態にはないんだ。それでもポジティブに考えなくてはいけない。私は楽観的だし、選手たちを信じている」
シメオネ監督はさらに、チームがコントゥンデンシアを欠いていたとも説く。コントゥンデンシアとは「確信性」「打撃」「強力であること」で、砕けた言い方をすれば「ガツンとしている」ことを意味するスペイン語だ。
「フットボールは両ペナルティーエリア内でのコントゥンデンシアが物を言う。コントゥンデンシアがあるほど勝利に近づけるんだよ」
「現状の問題は陣容にあるのかどうか？ 問題はフットボールと日々の中に存在している。毎日が同じというわけじゃない。昨季は素晴らしいものだったが、今季はとても難しくなっている。ラ・リーガにチャンピオンズとチャンスはあるんだ。私が大人しくしているわけはない。それは、間違いないよ」
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