アトレティコ・デ・マドリードDFキーラン・トリッピアーのニューカッスル移籍が秒読み段階に入った。スペイン『マルカ』が報じている。
トリッピアーが昨夏からプレミアリーグ復帰を希望していたことは、イングランドメディアから常々報じられてきた。夏の移籍市場ではマンチェスター・ユナイテッドが獲得に動きながらもアトレティコが交渉を拒絶したとされるが、この冬の市場ではどうやら事情が異なるようだ。『マルカ』はその事情を、次のように記している。
「1番目の理由として、ニューカッスルにはこのイングランド人DFを獲得する強い意志がある。2番目に、シメオネは選手の移籍願望を受け入れることを認めていた。3番目に、アンドレア・ベルタ(アトレティコのスポーツディレクター)はすでに、市場で右サイドバックの代役を見つけようとしている」
ニューカッスルはすでにアトレティコに対して移籍金3000万ユーロのオファーを提示している模様。トリッピアーと2023年まで契約を結ぶアトレティコは、契約が残り1年となる今夏の市場での売却では移籍金が低くなるために、このオファーを受け入れる見込みだ。またトリッピアーのニューカッスルでの年俸は、アトレティコで受け取っている額をはるかに上回る800万ユーロになるという。
アトレティコは2019年夏、フアンフラン・トーレスの後釜として、移籍金2000万ユーロでトッテナムからトリッピアーを獲得。以降イングランド代表DFは不動の右サイドバックとして活躍し、昨季のラ・リーガ優勝などに貢献した。なおアトレティコはトリッピアーの後釜として右サイドバックのほかセンターバッとしてもプレー可能な選手を探しており、チェルシーとの契約が今季限りで切れるDFセサル・アスピリクエタなどを獲得候補に挙げているようだ。
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