6日(日本時間)のミラノダービーで2-1と逆転勝利で飾り、勢いに乗ったミラン。10日、コッパ・イタリアの準々決勝でラツィオとサンシーロで対戦すると、35歳FWオリヴィエ・ジルーのドッピエッタ(1試合2得点)などにより4-0と圧勝した。準決勝へと駒を進めたミランの指揮官は、試合終了後、『SportMediaset』のインタビューに応じると、勝利を喜びつつ、2戦連続でドッピエッタを記録した35歳FWを称えた。
「ダービーでの勝利をさらなる自信とエネルギーに変えることができた。注意深く、集中して試合に臨み、90分間を通してクオリティの高いプレーを見せることができたと思う。今日はチーム全体が良いプレーを見せた。縦を狙いつつ、両サイドを幅広く使い、スピードのある予測不能なプレーだった。この調子を維持していかなければならない。ジルーは今シーズン、いくつものフィジカルトラブルに見舞われたが、現在はコンディションが良くなってきた。彼は強いセンターフォワードだ」
ジルーの好調に加えて、離脱中の40歳のFWズラタン・イブラヒモヴィッチもチームに復帰すれば、ピオリにとってうれしい悩みとなるかもしれない。
「どちらかを選択するのは難しいだろう。だがローテーションを回す上で人材が豊富になることは、指揮官にとって武器になる。ズラタンはピッチから離れて苦しい時期を過ごしているが、彼のカリスマ性と情熱でチームメートを助けてくれている。我々は彼のゴールとクオリティを必要としている。できる限り早く復帰してくれることを願っている。とはいえ、現在は、チームスピリットが違いを作っていると言える」
現地時間の3月2日および4月20日に予定されているイタリア杯準決勝の2連戦は、再びインテルとのミラノダービーとなる。ピオリは2002-03シーズンを最後に優勝から遠ざかる大会への思いを語りつつ、13日のサンプドリアとのリーグ戦へも意気込みを見せた。
「非常に難しい勝負になるが、対戦は刺激的でもある。相手の強さは分かっている。イタリア杯は我々にとって重要な大会であるだけに、全力を尽くしたい。リーグ戦で今週末を完璧な形で締めくくるためにも、1位浮上を目指したい。だが、サンプドリア戦では間違いなく困難に向き合うことになるだろう。自分たちの手で結果をつかみ取らなければならない」
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