ドイツ代表の次代を背負う存在と言えば、ドルトムントのMFユリアン・ブラントを忘れてはいけないだろう。
ヴォルフスブルクの下部組織在籍中からドイツの未来と称されていたブラント。バイエルン・ミュンヘンも狙っていたが、2014年1月にレヴァークーゼンへと加入した。1年目からリーグ戦12試合に出場すると、翌シーズンは25試合に出場。3季目の2015-16シーズンは公式戦44試合で10ゴール8アシストと本格ブレイクを果たした。
16年にはドイツ代表にも選出され、レヴァークーゼンでは確固たる地位を築いていくことに。そして19年7月、ドルトムントへのステップアップを決めた。19-20シーズンは序盤こそ本来のパフォーマンスを披露できていなかったが、次第にペースを掴み始め、ここまでは公式戦34試合で7ゴール10アシストを記録。レヴァークーゼン時代より中央でのプレーで輝きを見せている。
ドイツ代表では、コンフェデレーションズカップ、ロシア・ワールドカップなどに出場。ワールドカップでは3試合いずれも途中出場となったが、ゴールには絡めなかった。
プレースタイル
レヴァークーゼン時代は左サイドのアタッカーとして、カットインからのシュートを持ち味とする選手だったブラント。だが、中央でチャンスメイカーとしての役割も可能で、ドルトムント加入後はより「10番」としてのプレーが多くなっている。
スピードあるドリブルに、多彩なテクニック、両足での強烈なシュートなど、チームメイトであるマルコ・ロイスと重なる部分は多い。
キック精度も非常に高く、セットプレーも任される。味方を生かす意識も高く、シーズンを通じてのアシストも多い。
動画:プレー集
プロフィール・経歴
ユリアン・ブラント/Julian Brandt
1996年5月2日生まれ 186cm・84kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2013-14 | レヴァークーゼン | 12試合・2得点 |
2014-15 | レヴァークーゼン | 25試合・4得点 |
2015-16 | レヴァークーゼン | 29試合・9得点 |
2016-17 | レヴァークーゼン | 32試合・3得点 |
2017-18 | レヴァークーゼン | 34試合・9得点 |
2018-19 | レヴァークーゼン | 33試合・7得点 |
2019-20 | ドルトムント | 33試合・3得点 |
2020-21 | ドルトムント | 22試合・1得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月28日現在)
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