中学生年代からガンバ大阪の育成組織に在籍していた日本代表FW堂安律は、高校2年生だった2015年5月に16歳にして公式戦デビュー。その後、2016シーズンから正式にトップチームに昇格し、注目の若手の1人として活躍を続けていく。
そして、17年夏からオランダ・エールディヴィジのフローニンゲンで欧州初挑戦。同年9月の初得点を皮切りにリーグ戦9ゴールをマークし、10代の選手としてはクラブ歴代3位の記録を打ち立てた。オランダ1年目から主力として活躍したパフォーマンスは名門の関心を引き寄せ、19年夏にオランダ屈指の強豪PSVに完全移籍している。
PSVではリーグ戦2得点と目ぼしい結果を残せなかったが、20年9月に自身初の4大リーグ行きが決定。ビーレフェルトへのレンタル移籍を果たし、80年代に活躍した尾崎加寿夫に続く同クラブ2人目の日本人プレーヤーとなった。
ビーレフェルトが高く評価した国際経験も豊富で、日本代表として各年代で活躍し、ロシア・ワールドカップ終了後の18年9月にA代表デビュー。日本が準優勝した19年のアジアカップでは、FIFA(国際サッカー連盟)が選出する「ブレイクスター」の1人に選ばれた。
プレースタイル
代名詞はドリブル。物怖じしないメンタルと高いテクニックを兼ね備え、ゴールに向かって果敢に突き進んでいく。その姿は対戦相手に恐怖をもたらす。
また、パンチのあるシュートで遠い位置からでもゴールを脅かすことができるうえ、味方を生かす創造性も有している。ビーレフェルトでは利き足ではない右足でもファインゴールを記録。左右どちらの足でもネットを揺らせるのが強みになっている。
恵まれたフィジカルを武器にボールキープにも優れ、適切な役割を与えられれば安定して攻撃に貢献できる選手だ。
プロフィール・経歴
堂安律/Ritsu DOAN
1998年6月16日生まれ 172cm・70kg 利き足:左
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2015 | ガンバ大阪 | 2試合・0得点 |
2016 | ガンバ大阪 | 3試合・0得点 |
2017 | ガンバ大阪 | 10試合・3得点 |
2017-18 | フローニンゲン | 29試合・9得点 |
2018-19 | フローニンゲン | 32試合・5得点 |
2019-20 | PSV | 21試合・2得点 |
2020-21 | ビーレフェルト | 20試合・3得点 |
※成績は国内リーグ(2021年2月18日時点)
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