今夏でのバルセロナ退団が確実視されてきたDFサミュエル・ウムティティだが、獲得間近とされるレンヌに迷いが生じているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
バルセロナは2026年まで契約を結ぶウムティティを、人件費削減を主目的にフリー扱いでレンヌに放出する考えとされており、今週中にも移籍が実現すると目されていた。だがレンヌのブルーノ・ジェルジオ監督によれば、同クラブは獲得に向けて迷いが生じている様子。その理由は、ウムティティの体の状態に疑いを持っているため、とのことだ。
「私にしてみれば彼は大好きな選手だ。ただ、クラブとしてはいつも意見が一致するわけではなく、合意が必要ということだね。現在クラブ内では彼の体の状態に対する疑いが存在している。それが獲得のプロセスを遅らせているとして、まあ理解はできることだよ」
「私は彼（ウムティティ）と話をして、落ち着くことができた。しかし、すべてはピッチ上で示さなければいけないことだ。私にとって彼は経験豊富な世界王者であり、チームが求める選手像に対応している。これから、実際に獲得するかどうかを検討することになるだろう」
2016年にリヨンからバルセロナに加入したウムティティは、当初こそセンターバックのレギュラーとして活躍を披露していたものの、2018年に左ひざを痛めたことをきっかけに出場機会が激減。そして昨季終了直後、チャビ・エルナンデス監督から戦力外通告を受けていた。
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