ドルトムントに忠誠を誓うキャプテン、マルコ・ロイス。長年ケガに苦しんできたものの、近年は安定したパフォーマンスを続けている。
ドルトムントの下部組織で育ったロイスだが、トップチームで台頭したのはボルシアMG時代。2009-10シーズンにデビューを飾ると、リーグ戦8ゴールをマーク。サイドを主戦場としながら、2011-12シーズンには18ゴールを挙げ、チームの4位フィニッシュにエースとして大きく貢献した。
2012年からは古巣ドルトムントに復帰し、中心選手として君臨。負傷もありながら、毎シーズンコンスタントにゴールを挙げ続けている。現在では主将も任されているが、タイトルにはあまり恵まれておらず、2016-17シーズンに獲得したDFBポカールが唯一のメジャータイトルである。個人では2019年にドイツ年間最優秀選手に選ばれている。
ドイツ代表としては2011年にデビュー。2012年のEUROには出場したものの、ケガで2014年のブラジル・ワールドカップ、EURO2016には参加できず。中心選手として臨んだ2018年のロシア・ワールドカップでもグループステージ敗退の憂き目に遭っている。
プレースタイル
サイドアタッカーとして頭角を現したが、近年はセカンドストライカーとしての起用がメインに。高いシュート技術と攻撃センスを持つため、多くのゴールに絡むことが期待されている。負傷さえなければ、シーズン10ゴールは確実に計算できる、優れたシャドーストライカーである。
一方で、ウィンガーとして起用されていた頃のドリブルやスピードも失っておらず、カウンターでは効果を発揮する。
ミドルレンジのシュートやFKなどでもわかる通り、キックの技術は非常に高く、ラストパスでも違いを作ることのできる、万能型の司令塔と言えるだろう。
動画:プレー集
エピソード
「負傷さえなければ」と幾度となく嘆かれた選手であり、“ガラスの天才”と称されることもある。
かつてはバイエルン・ミュンヘンやバルセロナなどビッグクラブが獲得に興味を寄せたが、本人は子供の頃からファンであったドルトムントに忠誠を誓っている。そのため、ドルトムントでの引退も示唆する。自身が選んだドルトムントの歴代ベストイレブンもファン目線が満載で話題となった。
プロフィール・経歴
マルコ・ロイス/Marco Reus
1989年5月31日生まれ 180cm・71kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2009-10 | ボルシアMG | 33試合・8得点 |
2010ー11 | ボルシアMG | 32試合・10得点 |
2011-12 | ボルシアMG | 32試合・18得点 |
2012-13 | ドルトムント | 32試合・14得点 |
2013-14 | ドルトムント | 30試合・16得点 |
2014-15 | ドルトムント | 20試合・7得点 |
2015-16 | ドルトムント | 26試合・12得点 |
2016-17 | ドルトムント | 17試合・7得点 |
2017-18 | ドルトムント | 11試合・7得点 |
2018-19 | ドルトムント | 27試合・17得点 |
2019-20 | ドルトムント | 19試合・11得点 |
2020-21 | ドルトムント | 24試合・3得点 |
※成績は国内リーグ(2021年3月18日現在)
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