イングランド・タムワース出身のオルブライトンは、ユース時代にアストンヴィラのアカデミーで見出されて台頭すると、2009年2月にトップチームデビュー。U-20イングランド代表にも招集を受けると、2009-10シーズンの開幕節でピッチに立ってプレミアリーグデビューを果たした。
2010-11シーズンから2シーズンは若手ながら主力としてプレーしたが、その後にやや出場機会を減らしたこともあり、2014年夏には契約満了で退団。フリーでレスター入りする。
しかし、この移籍がキャリアの転機となる。2年目の2015-16シーズン、開幕から左サイドハーフのレギュラーを獲得すると、クラウディオ・ラニエリ監督の下、プレミアリーグに旋風を巻き起こしたチームで躍動。圧倒的な運動量と献身的な守備、キック精度の高さを見せ、チームの欠かせない戦力に。奇跡的なプレミアリーグ初優勝に多大なる貢献を果たした。リヤド・マフレズやジェイミー・ヴァーディ、日本では岡崎慎司がスポットライトを浴びたが、全試合に出場したオルブライトンは、まさに奇跡的優勝の陰の立役者と言える活躍ぶりだった。
レスターのレジェンドとなったオルブライトンは、変革期で指揮官が変わっていった中でもフォクシーズの主力として活躍を継続。奇跡の優勝以降は中位に苦しんでいたチームの中で、2019-20シーズンは5位フィニッシュにも貢献した。
30代を迎えても持ち前の積極性は失われていないオルブライトン。現メンバーで数少ない“プレミア制覇の味を知る男”が、新シーズンにさらにチームを押し上げる存在になれるか注目だ。
プレースタイル
豊富な運動量が目を引くサイドアタッカーで、何度もライン際をアップダウンできる無尽蔵のスタミナを誇る。さらに、インテンシティと守備力も兼ね備えているため、ウイングバックとしての適性も十分。奇跡の優勝に貢献したシーズンは左サイドを主戦場としていたが、右利きのため右サイドでもそん色ないプレーを見せることができる。攻撃面ではキック精度の高さが特長。広い視野に裏打ちされた鋭いクロスや、スペースに送るフィード技術も抜群のプレーヤーだ。
プロフィール・経歴
マーク・オルブライトン/Marc Albrighton
1989年11月18日生まれ 175cm・67kg 利き足:右
シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
---|---|---|
2009-10 | アストンヴィラ | 3試合・0得点 |
2010-11 | アストンヴィラ | 29試合・5得点 |
2011-12 | アストンヴィラ | 26試合・2得点 |
2012-13 | アストンヴィラ | 9試合・0得点 |
2013-14 | アストンヴィラ | 19試合・0得点 |
2013-14 | ウィガン | 4試合・0得点 |
2014-15 | レスター | 18試合・2得点 |
2015-16 | レスター | 38試合・2得点 |
2016-17 | レスター | 33試合・2得点 |
2017-18 | レスター | 34試合・2得点 |
2018-19 | レスター | 27試合・2得点 |
2019-20 | レスター | 20試合・0得点 |
2020-21 | レスター | 9試合・0得点 |
※成績は国内リーグ(2020年12月23日現在)
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