アトレティコ・デ・マドリードFWアルバロ・モラタが、バルセロナから興味を持たれていたことを認めている。
先の冬の移籍市場では、チャビ・エルナンデス監督就任のバルセロナがモラタの獲得を狙っていることが報じられた。スペイン『オンダ・セロ』『カデナ・セール』とのインタビューに応じた同選手はその報道が事実と認めつつ、当時レンタルで在籍していたユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が移籍を認めなかったことを明かしている。
「バルサに行く可能性はあった。でもアッレグリがノーと言ったね。彼はヴラホヴィッチに付き添わせるために僕を求めていた」
「確かにチャビから連絡はあった。何を言われたか? フットボールをはじめ、あらゆることを話した。実際、感謝をすべきことだよ。チャビみたいな監督、元選手が僕のことを考えてくれたなんて、うれしいことだよね」
レンタルでユヴェントスに2年間在籍し、今夏アトレティコに復帰したモラタ。下部組織にも在籍したクラブで過ごす新たな日々には、満足感を得ているようだ。
「僕は自分の家にいるわけだし、ここでタイトルを勝ち取りたいね」
「子供の頃、12〜13歳の頃にコケとアトレティコで優勝したいって話していたんだ。ここにいることに満足しているし、皆が好きになってくれるよう努力できるよ」
「レンタル移籍前にあったシメオネとの確執報道? 彼との関係は素晴らしいし、一度も問題を抱えたことはない。レンタルで出て行くときには、彼にメッセージを送ったんだ。『監督、聞いてくれ。僕のあなたに向けた称賛と敬意の気持ちは凄まじいものある。一緒に練習に取り組めたことは素晴らしかった。未来に再会できることを願っている』ってね」
モラタはその一方で、先のマドリードダービーでレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールに人種差別的チャントが歌われたことについても言及した。
「ヴィニシウスについて僕が不快に思うのは、彼が僕たち相手にゴールを決めることだ。祝い方なんてどうでもいい」
「ああした出来事が起こってしまうなど、あり得ない。21歳の若者がフットボールのピッチであらゆることを耳にする……そんなこと、受け入れられるはずないだろう」
「確かに僕たちはダービーを落とした。でも、あの日は(アトレティコ歴代最多出場記録タイに並んだ)コケにとって特別なものになるべきだったんだよ。それが、あんなエピソードで埋め尽くされてしまうなんて、本当にひどいことだ」
モラタはまた、アトレティコが買い取り義務を回避するために出場機会を制限しているFWアントワーヌ・グリーズマンについても語っている。
「僕だったら、グリーズマンみたいには過ごせないかもしれない。彼は素晴らしい。チームに向けてそうした気持ちを示すことがなんだ。本当の心境は分からないけれど、でもモチベーションを持って練習に取り組んでいるように見える。ほかの選手たちにとって模範的な存在だよ」
「グリーズマンはいつだって笑っている。チームメートを助けながらね。そんな光景はどこでも見られるわけじゃない。素晴らしいことだよ。
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