バレンシアは3日、ホセ・ボルダラス監督(58)の解任を発表した。
シンガポールの投資家ピーター・リム氏がオーナーを務めるバレンシアは、ミラン、ナポリ、フィオレンティーナなどを率いていたジェンナーロ・ガットゥーゾ氏の監督招へいが間近に迫っている状況。そして3日、既定路線とされていたボルダラス監督の解任を公としている。バレンシアは1年契約を残すボルダラス監督に対して、一方的契約解除の違約金として70万ユーロを支払うことになる。
ボルダラス監督は昨夏、ラ・リーガ1部復帰やヨーロッパリーグ出場権獲得を果たすなど、大きな足跡を残したヘタフェを離れてバレンシアに入団。ラ・リーガを9位で終え、コパ・デル・レイでは決勝まで進出した(決勝ベティス戦はPK戦の末に敗北)。バレンシアは同指揮官の解任について、次のような淡白な声明を伝えている。
「バレンシアCFはホセ・ボルダラスがトップチーム監督としての日々を終えることを発表します」
「クラブは、チームをコパ・デル・レイ決勝に導いたバレンシアニスタとしての彼の仕事ぶり、献身に感謝をするとともに、彼の軌跡に大きな幸があることを願っています」
なおスペイン『マルカ』によれば、バレンシアはボルダラス監督を解任に踏み切った理由として、チームの陣容に収める成績が伴っていないこと(昨夏は選手売却をせず)、コパに集中するあまりラ・リーガで欧州カップ出場圏から離れていったこと(2回にわたり7〜8試合勝利なしの時期があった)、冬の市場でクラブの補強戦略について不満を漏らしていたこと、を挙げているようだ。
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