東京五輪本大会を目前に控えたU-24日本代表は17日、ノエビアスタジアム神戸でU-24スペイン代表と対戦。前半にMF堂安律が素晴らしいゴールを決めたが、後半に1点を返されて引き分けとなった。
本大会前、最後の強化試合を行った日本は、先日のU-24ホンジュラス代表戦から先発メンバーを3枚変更。AFCチャンピオンズリーグのため合流が遅れていたMF相馬勇紀とDF旗手怜央、そしてMF板倉滉が先発で起用された。一方のスペインは、オーバーエイジ枠のダニ・セバージョスやレアル・マドリードのMFマルコ・アセンシオらがスタメンに名を連ねた。
緊張感のある立ち上がりはスペインが圧倒する。後方から小気味よくボールを動かしていくと、ダブルボランチの脇を突く縦パスで状況を打開。そこからサイドや中央を使ってゴールに迫っていく。
一方、日本は押し込まれるなか、我慢強い戦いを続ける。相手にボールを動かされてもしっかり耐え、最後は中央で体を張り決定機を作らせない。給水タイムを終えて距離感も修正。徐々にボールを奪う回数を増やしていった。
そして、迎えた42分だった。左サイドを抜け出したMF久保建英が相手のマークを弾き飛ばし、ペナルティーエリアに侵入。マイナスのパスを送ると、これを堂安が合わせた。強烈なシュートがゴール左へと決まり、日本が大きな先制点を奪った。このまま前半を終了し、リードを保って後半へと折り返した。
後半、中4日での大会初戦を考えてメンバーを大幅に変更。オーバーエイジの3人を含む7人の選手を入れ替えた。
スペインがいくつかチャンスを迎える中、危ない場面はGK大迫敬介が好セーブを連発して何とか耐えていたが、78分に左サイドを攻略されて失点。試合を振り出しに戻されてしまう。
その後は押し込まれる時間が続いたが、最後は何とか集中した守備で対応。そのまま試合を終え、五輪前、最後の強化試合は1-1のドロー決着となった。
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