現在新型コロナウイルスの影響で中断しているオランダ・エールディビジだが、最低でも6月まで再開する可能性はないようだ。オランダ『Algemeen Dagblad』などが報じている。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。特にヨーロッパで観戦が急速に拡大しており、イタリアなどでは10万人に陽性反応が確認された。オランダでも、31日時点で感染者1万2000人を超え、死者は1000人に。深刻な状況が続いている。
ウイルスはサッカー界にも大きな影響を与えており、各国リーグは軒並み中断を決定。当初は4月からの再開を目指していた各リーグだったが、終わりの見えない状況に、中断期間をさらに延長することに。また、今夏予定されいたEURO2020やコパ・アメリカ、東京オリンピックも1年後に延期となっている。
オランダ国内では、不要不急の外出禁止令と1.5mの距離を保つこと、また最低でも4月末まで学校の休校やレストラン等が閉鎖するなど、日常生活が制限されている。またテニスやホッケーを除けば、大部分のスポーツもシーズン打ち切りが決定。オランダサッカー協会(KNVB)も、アマチュアレベルの大会のシーズン終了を発表した。
危機的状況が続く中、31日に会見を行ったマルク・ルッテ首相は、6月1日までエールディヴィジとディヴィジョン1(蘭2部)の再開を認めない考えを明らかにしている。「残念ではあるが、まだ再開できない。プロフェッショナルフットボールは、無観客であっても6月1日まで現状を続ける」と語り、5月中の開催はないと断言している。
『Algemeen Dagblad』によると、これまでKNVBは、無観客試合で6月30日までにシーズンを終える、6月30日以降もシーズンを続ける、シーズンを途中で打ち切る、という3つのシナリオを用意していたという。しかし今回の首相の発表を受け、再考が迫られることになりそうだ。
現在エールディビジでは、堂安律(PSV)、菅原由勢(AZ)、中村敬斗(トゥエンテ)、中山雄太とファン・ウェルメスケルケン・際(PECズヴォレ)、板倉滉(フローニンゲン)ら、日本代表経験を持つ選手もプレーしている。
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