前節のドイツ戦(1-1)で左手小指を脱臼し、ハンガリー戦の出場が危ぶまれていたドンナルンマ。だがロベルト・マンチーニ率いる新生イタリアのスターティングメンバーに名を連ねると、背番号1番を背負い、キャプテンマークを腕に巻いて、チェゼーナのオロジェル・スタジアムで90分間プレーした。
アッズーリは、ニコロ・バレッラおよびロレンツォ・ペッレグリーニの得点により、2-1とグループ3で初勝利を収めたが、ケガのために特殊なグローブをはめてプレーしたパリ・サンジェルマンの23歳GKは、初めて代表主将を務めた一戦に歓喜した。
「背番号1番とキャプテンマークを身に着けることができ、言葉に表せないほどに感動している。このユニフォームのためなら、僕は指が1本なくてもプレーできる。最善の努力をしてくれたメディカルスタッフにも感謝しなければならない」
「2日前までプレーするなんて考えられなかったが、僕の意欲と彼らのサポートのおかげで、今日のピッチに立つことができた。僕は可能な限り常にプレーし続ける」
さらにドンナルンマは、2大会連続となるFIFAワールドカップ(W杯)予選敗退から立ち上がろうとしているアッズーリについて語った。
「再起への意欲があり、再び1つにまとまろうとしている。チームは勝利を必要としていた。また新たに加わった選手たちにも感謝したい。彼らは大きく貢献してくれている。これから僕らの意欲と団結力で前進していきたい。変革が必要だったことは分かっていた。新しいメンバーはみんな協力的でトレーニングへの意欲もある。これこそチームに必要なスピリットだ」
さらにアキレス腱断裂の重傷から復帰した29歳のレオナルド・スピナッツォーラも、多くの若手が加わった新生イタリアに手ごたえを感じている。
「若手からエネルギーをもらう一方、僕らベテランは彼らをサポートしている。チームは全員が一丸となっているように思う。若手は活躍の場を求め、僕らは実力を示し、再び勝利をつかむことを求めている。みんなが団結すれば、どんなチームが相手でも持ち味を発揮できるはずだ」
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