試合の概要
ここまでの9試合で勝ち点9の16位ブライトンと、勝ち点20で2位につけるリヴァプールがファルマー・スタジアムで激突する。
ブライトン(16位 勝点9 | 2勝3分け4敗 | 13得点15失点)
第3節から未勝利となっていたブライトンは前節、アストンヴィラと対戦。10月にフリーで獲得したダニー・ウェルベックのゴールで先制したチームは、そこから猛反撃を受けると、後半序盤に同点弾を浴びる。それでも、56分にソリー・マーチのコントロールシュートが決まり、再び一歩前へ。試合終了間際にタリク・ランプティが2枚目のイエローカードで退場となったものの、リーグ戦7試合ぶりの勝利を手にした。
今回の試合に向けては、今季好パフォーマンスを続けてきたランプティが出場停止となる点が痛恨。それでも、日程面ではチャンピオンズリーグ(CL)を戦って中2日の相手に対し、中6日と大きなアドバンテージを得ることができる。少なくとも運動量で相手を上回り、訪れたチャンスを確実に活かすことで勝ち点を狙いたい。古巣対決となるアダム・ララーナにも期待だ。
注目選手:ダニー・ウェルベック
マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルでプレーした元イングランド代表FWは、ワトフォードを退団してフリーとなっていたが、10月にブライトン入り。今月6日のバーンリー戦で初先発を飾ると、前節のアストンヴィラ戦ではハーフウェーラインからスピードに乗ったドリブルを披露し、加入後初ゴールを決めた。ほかにも決定機創出など好調をうかがわせるパフォーマンスを披露しており、ここでもかつての宿敵相手に牙をむきたい。
予想スタメン(3-5-2)
- GK:ライアン
- DF:ホワイト、ウェブスター、ダンク
- MF:アルザテ、グロス、ビスマ、マーチ、ララーナ
- FW:モペイ、ウェルベック
リヴァプール(2位 勝点20 | 6勝2分け1敗 | 21得点16失点)
一方のリヴァプールは前節、首位につけていたレスターと対戦。負傷者が続出する中でファビーニョが戦線に復帰したチームは、21分に相手オウンゴールで先制すると、41分にディオゴ・ジョタが加入後8ゴール目をマーク。86分にはロベルト・フィルミーノにも今季2ゴール目が生まれ、3-0で勝ち点3を手にした。
ミッドウィークに行われたCLグループD第4節のアタランタ戦は複数選手をローテーションした中で、インテンシティの高いアタランタを前に0-2で完敗。試合後、ユルゲン・クロップ監督が「信じられないほど激しい試合だったし、休息が必要だ」と語ったとおりダメージは少なくなく、中2日で今回の試合が組まれていることに同指揮官は嘆き節だ。
さらに、現在チームは長期離脱中のフィルジル・ファン・ダイクやジョー・ゴメスのほかにも、トレント・アレクサンダー=アーノルド、ジョーダン・ヘンダーソン、チアゴ・アルカンタラ、ナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド=チェンバレンらが負傷しており、引き続き厳しい状況。アタランタ戦からの回復期間も短い中で苦戦が予想される中、リーグ連勝を決めることができるだろうか。
注目選手:ディオゴ・ジョタ
推定4500万ポンドという高額移籍金でプレッシャーもあったはずだが、見事なまでにクロップの戦術にフィットしており、ここまでの公式戦12試合で8ゴールを叩き出している。アタランタ戦は後半途中からの出場となっており、チームの中では比較的フレッシュな状態。この試合でも苦しいチームを前線から牽引したい。
予想スタメン(4-2-3-1)
- GK:アリソン
- DF:N・ウィリアムズ、マティップ、ファビーニョ、ロバートソン
- MF:ジョタ、ワイナルドゥム、ジョーンズ
- FW:サラー、フィルミーノ、マネ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年11月28日(土)日本時間21:30
- 解説:水沼貴史 実況:野村明弘
- 会場:ファルマー・スタジアム
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