試合の概要
ここまでの9試合で勝ち点18の3位チェルシーと、勝ち点20で首位を走るトッテナムがスタンフォード・ブリッジで激突する。
チェルシー(3位 勝点18 | 5勝3分け1敗 | 22得点10失点)
前節、ニューカッスルと対戦したチェルシーは、10分にメイソン・マウントのクロスから相手オウンゴールを誘って先制すると、65分にティモ・ヴェルナーのお膳立てからタミー・エイブラハムが決めて2点目。そのまま相手をシャットアウトし、リーグ3連勝を飾った。
火曜日にはチャンピオンズリーグ(CL)グループE第4節でレンヌと対戦し、カラム・ハドソン=オドイとオリヴィエ・ジルーにゴールが生まれ、2-1で勝利。2節を残す中、勝ち点10を積み重ねて決勝トーナメント進出を決めた。
多数の新戦力加入による連係構築もあって序盤は取りこぼしが目立ったチームだが、レンヌ戦の勝利で目下のところ公式戦6連勝と絶好調。特に直近の公式戦8試合での失点数はわずか「2」と、新守護神のエドゥアール・メンディ、チアゴ・シウバを中心に守備で安定感を手にしている。
今節を勝利すれば首位奪取が濃厚。それだけに、このシックスポインターをモノにして7連勝とし、勢いを持続させたい。
注目選手:ティモ・ヴェルナー
今夏に推定5300万ユーロで加入したドイツ代表アタッカーは、ここまでの公式戦14試合で8ゴール4アシストと期待通りのパフォーマンスを披露。決定機でのミスも目立っているが、それだけチャンスに顔を出している証明でもある。ウイング、センターフォワードの両方をこなしつつ、周囲との連係も向上。ここでもトッテナムの脅威となるはずだ。
予想スタメン(4-2-3-1)
- GK:メンディ
- DF:ジェイムズ、ズーマ、チアゴ・シウヴァ、チルウェル
- MF:カンテ、コヴァチッチ、マウント
- FW:シイェシュ、エイブラハム、ヴェルナー
トッテナム(1位 勝点20 | 6勝2分け1敗 | 21得点9失点)
一方のトッテナムは前節、マンチェスター・シティと激突。開始早々にソン・フンミンのゴールが決まると、その後はジョゼ・モウリーニョ監督のチームらしくボールポゼッションを譲ってカウンター狙いに。65分に途中出場のジョバンニ・ロ・チェルソがプレミアリーグ初ゴールを決めると、その後シャットアウト。相手にシュート22本、ボール保持率66.1%を記録されながらも、2-0で完勝した。
さらに木曜日には、ヨーロッパリーグ(EL)グループJ第4節でルドゴレツと対戦し、カルロス・ヴィニシウスの2発とハリー・ウィンクス、ルーカス・モウラのゴールにより、4-0で勝利し、公式戦5連勝とした。
今回はELから中2日と厳しい日程だが、ルドゴレツ戦ではタンギ・エンドンベレ以外の先発10選手を入れ替えており、選手層が厚みを増したことが後押しに。前節に負傷したトビー・アルデルヴァイレルトの不在は懸念となるが、主力選手の好調具合や現在のチームとしてのソリッドさを考えても、十分に首位キープとなる白星を狙える状況だ。
注目選手:ソン・フンミン
この韓国代表FWは、今季にさらに一皮むけた感がある。ここまでの公式戦14試合での11ゴール5アシストは見事。ポストワークに長けるハリー・ケインとの連係、そしてこの二人がモウリーニョお得意のカウンター戦術にガッチリとハマっている。相手の攻撃的なサイドバックの裏やチアゴ・シウヴァとのスピード勝負を積極的に狙っていきたい。
予想スタメン(4-2-3-1)
- GK:ロリス
- DF:オーリエ、D・サンチェス、ダイアー、レギロン
- MF:シソコ、ホイビュア、ロ・チェルソ
- FW:ベルフワイン、ケイン、ソン・フンミン
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年11月30日(月)日本時間1:30
- 解説:戸田和幸 実況:安井成行
- 会場:スタンフォード・ブリッジ
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