帝京長岡を破った桐光学園が準々決勝進出。次戦、主将の山市秀翔が出場停止も「あの時の経験が生かされる」｜ 第100回全国高校サッカー選手権大会

桐光学園にとっては2試合連続のPK戦だった。12月31日に岐阜県代表の帝京大可児高校とPK戦を行い7-6で勝利。この試合で一本もPKを失敗しなかった桐光学園は、3回戦の帝京長岡戦でも全てPKを成功させて見せた。

また、守っては守護神の吉田優翔が2本目をストップ。「PKに関しては吉田がいれば負ける気がしない。吉田が全部止めてくれると思うから、自分たちも思い切って蹴ろうという強い気持ちを持って蹴るだけでした」と山市が振り返るように、守護神への信頼が勝利につながった。

4日の準々決勝に駒を進めた桐光学園はこの勢いを持ってさらに上に進んでいきたいところだが、次戦に向けて心配な点を挙げるとすれば、ここまでチームを牽引してきた山市が出場停止となってしまったことだろう。ただ、山市は「不用意な事故でイエローをもらってしまったことは直さないといけない」としつつ、県予選の準決勝で自身が出場できなかった経験を生かすチャンスだと明かし、チームメイトへの思いを口にした。

「自分は出場停止で4日の準々決勝に出場できないですけど、県予選の準決勝の時も自分は大学受験を控えていて途中からしか出られなかった。その経験がチームのみんなに生かされると思う。自分が出ている時にサポートしてくれた仲間がいるので、今度は自分がそれをやる番。仲間が最高なパフォーマンスを発揮できるようなサポートをキャプテンとしてやっていきたい」

県予選・準決勝は東海大相模に1-0で勝利。選手権の準々決勝では、主将のいないピッチでチームがどんなパフォーマンスを見せるか注目したい。

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