新型コロナウイルスの影響で中断を余儀なくされていたチャンピオンズリーグがついに再開。現地時間8月13日、準々決勝の1試合が行われた。準決勝は現地時間18日から開催予定。
準々決勝(現地8月13日開催)総評
2度目のCL挑戦で準々決勝進出を果たした新進気鋭のライプツィヒと、ディエゴ・シメオネ監督の下で今季こそ悲願のビッグイヤー獲得を目指すアトレティコが対戦。ライプツィヒはチェルシーへと移籍したチーム内得点王のティモ・ヴェルナーを、一方のアトレティコは新型コロナウイルスに感染したアンヘル・コレアなどを欠き、大一番に臨んだ。
試合は序盤からライプツィヒが主導権を握り、アトレティコは自陣のブロック守備や前半途中からのハイプレスで応戦する。両チームともビッグチャンスは少ないまま、前半はスコアレスで折り返す。
すると後半開始5分、試合が動く。敵陣ボックス前でユスフ・ポウルセンのポストプレーから右サイドに展開すると、最後はザビッツァーのクロスにダニ・オルモが合わせてネットを揺らした。ライプツィヒが先制に成功する。
しかし、アトレティコも反撃。失点から数分後に投入されたジョアン・フェリックスが、ゴール前でのワンツーからボックス内に侵入すると、後ろから倒されてPKを獲得。20歳アタッカーは自ら決めきり、試合は振出しに戻った。
両者激しい攻防が続く中、終盤88分に大きな1点が決まる。自陣からのビルドアップで左サイドを破ったライプツィヒは、アンヘリーニョがマイナス方向へクロスを送り、走りこんだタイラー・アダムスが力強く蹴ると、DFに当たってコースが変化。これには名手ヤン・オブラクも反応できず、ライプツィヒが土壇場で一歩前に出た。
アトレティコはその後パワープレーで猛攻を仕掛けるが、追いつくことはできず。2-1でライプツィヒが準決勝進出を果たした。
2009年に発足したばかりのライプツィヒだが、2016年にブンデスリーガ1部昇格を決めると、2度目のCL挑戦でベスト4に。また33歳のユリアン・ナーゲルスマン監督は、史上最年少での準決勝進出を達成した。新進気鋭のクラブは、決勝進出を懸けてパリ・サンジェルマンと激突する。
準々決勝(現地8月13日開催)結果
ライプツィヒ 2-1 アトレティコ・マドリード
【得点者】ラ:オルモ(50分)、アダムス(88分) ア:J・フェリックス(71分/PK)
準決勝の日程・対戦カード
- 日程:8月18日~19日 21:00(日本時間 翌4:00)
- 会場:(A)エシュタディウ・ド・スポルト(エスタディオ・ダ・ルス)、(B)エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ
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