試合の概要
日本代表MF久保建英が所属するビジャレアルが日本時間7日のラ・リーガ第12節でエルチェを本拠地エスタディオ・デ・ラ・セラミカに迎える。
ビジャレアル(3位 勝ち点20|5勝5分1敗|15得点11失点)
得点数はリーグ6位、失点数は8位であるものの3位につけるビジャレアル。第3節でバルセロナに0-4の大敗を喫した一戦以外では一度も複数失点を喫さず。楽に勝てた試合はほとんどないが、4-4-2や4-1-4-1、4-3-3など複数のシステムを使い分けて勝負所を間違えない戦いぶりで勝ち点を重ねている。
直近2試合は連続で引き分けているものの、その相手はメガクラブのレアル・マドリードと絶好調の首位・レアル・ソシエダだ。攻守に高いレベルで計算できるモイ・ゴメスが負傷離脱中ではあるものの、それを補って余りある選手層でチームの基盤は揺るがない。
また、これまでジェラール・モレノが6ゴール、パコ・アルカセルが5ゴールと両ストライカーがどちらも得点力を発揮。今シーズンはウエスカ、カディスと引き分けており、守備に人数を割くチームに苦戦しているが、堅い守備をこじ開けるポテンシャルは十分だ。
注目選手:久保建英
ミッドウィークに行われたUEFAヨーロッパリーグ(UEL)のスィヴァススポル戦に先発したものの、見せ場を作ることができずに58分間で交代となった久保建英。とはいえ、ウナイ・エメリ監督は“日本の至宝”が成長段階であることを強調しており、期待値も依然として高い。ラ・リーガでは先発は1度しかないものの全試合に出場しており、エルチェ戦でも出番が与えられた場合には目に見える結果を残して挽回の機会としたい。
予想フォーメーション(4-4-2)
- GK:アセンホ
- DF:M・ガスパール、アルビオル、P・トーレス、エストゥピニャン
- MF:トリゲロス、パレホ、イボーラ、チュクウェゼ
- FW:G・モレーノ、バッカ
エルチェ(10位 勝ち点13|3勝4分2敗|9得点10失点)
6年ぶりに1部の舞台で戦っているエルチェだが、しぶとい戦いを続けてここまでわずか2敗しか喫さずに10位につける健闘を見せている。得点数こそ物足りないものの、割り切った守備はそう簡単には崩れない。
前節のカディス戦(1-1)では負傷から回復して徐々に調子を上げていたルーカス・ボイェが、先制点を奪ったものの2枚の警告を受けて45分間で退場。それでも10人で1失点に抑えた結果は上々だろう。
また、前々節から布陣をこれまでの3バックではなく4バックに変更。サイドの重心は後方に下がったものの、押し込まれることが多いチームとしてカウンターに希望を託そうと試みている。
注目選手:ペレ・ミージャ
姿勢の良いドリブルで視野を広く確保し、球離れの良さとスペースを突く鋭さでチームに流動性を生むペレ・ミージャ。184cmという身長以上に強靭に見せる体幹の強さで身体を張り、時間を作ることができる。テクニカルな選手が多いビジャレアルとの一戦では、奮闘が求められそうだ。
予想フォーメーション(4-2-3-1)
- GK:E・バディーア
- DF:バラガン、ベルドゥ、D・ゴンザレス、ホセマ
- MF:T・モレンテ、ムフル、ペレ・ミージャ、マルコーネ、ホサン
- FW:G・カリージョ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年12月7日(月)日本時間2:30
- 解説:幸谷秀已 実況:福田浩大
- 会場:エスタディオ・デ・ラ・セラミカ
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