試合の概要
ここまでの13試合で勝ち点18の12位に位置するクリスタルパレスと、勝ち点28で首位につけるリヴァプールがセルハースト・パークで激突する。
クリスタルパレス(12位 勝点18 | 5勝3分け5敗 | 19得点18失点)
前々節に当時首位のトッテナムを相手に1-1の引き分けに持ち込んだクリスタルパレスは前節、アウェーでウェストハムと対戦した。試合は34分にジョエル・ウォードのクロスからクリスティアン・ベンテケがヘディングシュートを決めてクリスタルパレスが先制。しかし、55分にはセバスティアン・アレに見事なバイシクルシュートを決められて追いつかれる。
さらに、70分にはベンテケが2枚目のイエローカードを受けて退場に。その後、バー直撃のシュートも浴びたが何とか失点を回避し、一人少ない中で勝ち点1を持ち帰った。
試合後、ロイ・ホジソン監督は「選手たちが連係と理解を深めるために練習で実施してきたことが結果に出てきている」と、引き分けたものの手ごたえを口にし、リヴァプール戦に向けて、「我々はどのような構成で臨むか答えを出さないと」とコメント。ベンテケが出場停止となる中、経験豊富な指揮官がどのようなプランで臨むか注目される。
注目選手:ウィルフリッド・ザハ
ベンテケという前線のターゲットが出場停止となる中、やはりカギとなるのはザハだ。ホームとはいえ王者が相手だけに、ポゼッションを完全に譲ってリトリートからカウンター狙いに徹することが濃厚。エベレチ・エゼと共に速攻の旗手となるザハの仕掛けの質は、勝ち点奪取に向けたポイントになるだろう。
予想スタメン(4-4-2)
- GK:グアイタ
- DF:ウォード、ダン、クヤテ、ファン・アーンホルト
- MF:エゼ、マッカーサー、ミリボイェヴィッチ、シュラップ
- FW:J・アイェウ、ザハ
リヴァプール(2位 勝点25 | 7勝4分け1敗 | 27得点18失点)
一方のリヴァプールは前節、トッテナムとの首位攻防戦に臨んだ。26分にモハメド・サラーのシュートが相手にディフレクトする形で先制したリヴァプールだが、33分にスペースを突かれると、ソン・フンミンに決められて同点に。その後、ベルフワインにポスト直撃のシュートも浴びたチームだが、90分にCKからロベルト・フィルミーノがヘディングシュートを叩きこんで勝ち越し。そのまま逃げ切り、単独首位に浮上した。
ビッグゲームを制した勢いそのままに連勝を目指したいチームだが、中2日となる今回の試合に向けてチーム状況は引き続き厳しい。フィルジル・ファン・ダイク、ジョー・ゴメス、チアゴ・アルカンタラ、ディオゴ・ジョタらが離脱している中、トッテナム戦でユルゲン・クロップ監督は交代枠を使用せず。そのため、主力の疲労が懸念される。
リーグカップは既に敗退しているため、この試合を終えれば次節までは少し間隔をあけることが可能。週2試合の連戦が続く中、クロップ監督の人選と采配が勝負の分け目になりそうだ。
注目選手:カーティス・ジョーンズ
負傷者が続出している中、生え抜きの19歳が完全に戦力となっているのはクロップ監督にとって嬉しい誤算だろう。インサイドハーフとして出場したトッテナムとの天王山でも攻守において躍動あるハイパフォーマンスを披露し、勝利に大きく貢献。3トップとの連係も大きく向上しており、一気にレギュラーを奪取する勢いを見せている。
予想スタメン(4-3-3)
- GK:アリソン
- DF:アレクサンダー=アーノルド、R・ウィリアムズ、ファビーニョ、ロバートソン
- MF:ヘンダーソン、ワイナルドゥム、C・ジョーンズ
- FW:サラー、フィルミーノ、マネ
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年12月19日(土)日本時間21:30
- 解説:水沼貴史 実況:永田実
- 会場:セルハースト・パーク
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。