■試合の概要
厳しいチーム状況に追い込まれているアーセナルがチェルシーとのダービーマッチに挑む。15位と5位の一戦はどのようなものとなるのだろうか。
アーセナル(15位 勝点14|4勝2分8敗|12得点18失点)
リーグ戦ではここ7試合で勝利なし。今季もアーセナルは厳しい状況となっている。
とりわけ今季は攻撃陣が不調。14試合で12得点しか奪えておらず、得点源であるアレクサンドル・ラカゼットとピエール=エメリク・オーバメヤンはともに3得点にとどまる。深刻な得点力不足がチームに暗い影を落としている。
守備陣ではGKベルント・レノやDFガブリエル・マガリャンイスを筆頭に奮闘しているものの、攻撃陣がそれに応えられていない。特にオープンプレーからの得点が少なく、チェルシー戦も厳しい試合となることが予想される。
注目選手:エディ・エンケティア
オーバメヤンの負傷もあり、ここ2試合はチャンスを得ているエンケティア。だが、ここまでリーグ戦12試合で1ゴール1アシストと厳しいものとなっている。随所に働きは見せているものの、最終局面で仕事ができていない印象だ。
21歳に名門ガナーズを背負わせるのは少々重荷だが、ヨーロッパリーグでは6試合で3ゴールを奪っており、その得点能力は本物。リーグ戦でも9月以来のゴールを期待したいところだ。
予想スタメン(3-4-3)
- GK:レノ
- DF:ダヴィド・ルイス、ガブリエル、ホールディング
- MF:ティアニー、ジャカ、エルネニー、ベジェリン
- FW:サカ、エンケティア、ペペ
チェルシー(5位 勝点25|7勝4分3敗|29得点14失点)
前節まで公式戦3試合勝利がなかったが、ウェストハム戦ではタミー・エイブラハムが2ゴールを挙げる活躍を見せ、3-0と完勝。4試合ぶりの白星を勝ち取った。
今季はシーズンを通して比較的安定した結果を残しており、チアゴ・シウバやオリヴィエ・ジルーといったベテランもきっちりと仕事をこなし、この過密日程を乗り越えようとしている。不振のライバルも退け、年末のスケジュールを駆け抜けたいところだ。
なお、ハキム・ツィエクは欠場予定だが、カラム・ハドソン=オドイは復帰する可能性あり、ベン・チルウェルは前節足首をひねったため、アーセナル戦では出場できるか不透明となっている。
注目選手:タミー・エイブラハム
昨季は後半戦から失速、今季はティモ・ヴェルナーの加入でベンチが定位置となっていたエイブラハム。だが、フランク・ランパード監督は23歳のストライカーを巧みに使いこなしている。
今季プレミアリーグでは7試合の先発となっているが、その7試合で5ゴール2アシスト。スタメンに入れば、ほぼ確実に得点に絡むという力を示している。若武者の発奮をもチームの起爆剤としており、アーセナル戦も先発が濃厚。リーグ戦2試合連続弾を期待したいところだ。
予想スタメン(4-3-3)
- GK:メンディ
- DF:アスピリクエタ、ズマ、チアゴ・シウバ、エメルソン
- MF:カンテ、マウント、コヴァチッチ
- FW:プリシッチ、エイブラハム、ヴェルナー
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2020年12月27日(日)日本時間02:30
- 解説:戸田和幸 実況:安井成行
- 会場:エミレーツ・スタジアム
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