ヴィッセル神戸のトーマス・フェルマーレンにとって、3月1日は何の変哲もない一日というわけではないだろう。
いまから15年前のその日、当時20歳だった左利きのDFは記念すべきベルギー代表初キャップを刻んだ。対戦相手はルクセンブルクだった。
代表デビュー15周年の節目を迎えたフェルマーレンは、これまで国際Aマッチ78試合(6047分)に出場。2009年11月のハンガリー戦、19年9月のスコットランド戦で各1ゴールを記録している。自身のデビュー戦でピッチに立っていたチームメイトはほぼ全員がすでに引退した。
ベルギー代表の公式ツイッターが祝福ツイートをアップすれば、現地メディア『Voetbalprimeur』は特集記事を掲載。「フェルマーレンには現役のチームメイトがいなくなった。プロとしてプレーしているのは彼だけ」と綴り、35歳のベテランが歩んできたキャリアを振り返っている。
いまでこそFIFAランキング1位と隆盛を誇るが、フェルマーレンがデビューした当時のベルギー代表と言えば、実力も人気も低迷。記事のコメント欄には「ボスニア(遠征)に行ったとき、同志が20人しかいなかったぜ」というエピソードを書き込んだ人もいるほどだ。
だからこそ18年のロシアワールドカップで3位入賞に導くなど、代表の発展に尽力してきたフェルマーレンをリスペクトするファンは少なくない。
往年のチームメイトたちはスパイクを脱いだものの、2021シーズンのJ1開幕戦でフル出場するなど元気溌剌の35歳、フェルマーレンはまだまだピッチでその勇姿を見せてくれるだろう。
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