ラ・リーガ第10節が現地時間11月20日～11月23日に行われた。
第10節の総評
アトレティコ・マドリード対バルセロナの大一番は、ホームのアトレティコが1-0で勝利した。
攻撃的なスタイルへと変貌し、4連勝と絶好調でビッグマッチを迎えたアトレティコは、3バックシステムを採用。コンパクトな守備陣形を保ちながらチャンスを伺うと、前半アディショナルタイムに先制点を奪う。自陣からカウンターを発動し、スペースに抜け出したヤニック・フェレイラ・カラスコが飛び出したGKマルク＝アンドレ・テア・シュテーゲンを1タッチでかわし、無人のゴールに流し込んだ。その後はピンチを迎える場面も数回あったが、守護神ヤン・オブラクを中心に堅い守備で失点を許さず。最少得点差で勝利を掴んだ。なお対バルセロナ戦の勝利は、ディエゴ・シメオネ監督就任以降、ラ・リーガ18戦目にして初のこととなった。
ビジャレアル対レアル・マドリードの上位対決は、1-1のドロー決着。開始2分にマリアーノの先制弾でレアル・マドリードが先制に成功する。しかし、その後はビジャレアルが試合を支配。相手を押し込み、何度もチャンス作る。それでもゴールが遠い時間が続いたが、61分のウナイ・エメリ監督の交代策が的中。76分、途中出場のサムエル・チュクウェゼがPKを獲得し、エースFWジェラール・モレノが確実に決めて同点に追いついた。ビジャレアルはその後89分に久保建英を投入して逆転を目指したが、後半アディショナルタイムに久保が迎えたチャンスはGKティボー・クルトワに阻まれる。試合は同点で終わった。
その他、首位レアル・ソシエダはカディスを1-0で下し、6連勝を達成。岡崎慎司が復帰したウエスカはオサスナと1-1のドロー。武藤嘉紀が先発したエイバルは、ヘタフェとスコアレスドローに終わっている。
この結果、ソシエダが勝ち点23で首位をキープ。2試合消化が少ないアトレティコが、3ポイント差で2位につけている。ビジャレアルが3位（同19）、レアル・マドリードが4位（同17）で続き、敗れたバルセロナは13位（同11）に低迷している。
第10節の結果
オサスナ 1-1 ウエスカ
【得点者】オ：D.ガルシア（68分） ウ：サンドロ（5分）
レバンテ 1-1 エルチェ
【得点者】レ：メレーロ（12分） エ：T.モレンテ（63分）
ビジャレアル 1-1 レアル・マドリード
【得点者】ビ：G.モレーノ（76分／PK） レ：マリアーノ（2分）
セビージャ 4-2 セルタ
【得点者】セビ：クンデ（5分）、エン=ネシリ（45+3分）、エクスデロ（85分）、ムニル（87分） セル：アスパス（10分）、ノリート（36分）
アトレティコ 1-0 バルセロナ
【得点者】カラスコ（45+3分）
エイバル 0-0 ヘタフェ
【得点者】なし
カディス 0-1 ソシエダ
【得点者】イサク（66分）
グラナダ 1-3 バジャドリード
【得点者】グ：D.ドゥアルテ（63分） バ：O.プラーノ（45+2分）、マルコス・アンドレ（53分）、ジョタ（90分）
アラベス 2-2 バレンシア
【得点者】ア：X.ナバーロ（2分）、L.ペレス（16分／PK） バ：M.バジェホ（72分）、ギジャモン（77分）
ビルバオ 4-0 ベティス
【得点者】オウンゴール（9分）、カパ（33分）、ムニアイン（59分）、ベレンゲル（68分）
第11節の日程・対戦カード
| 開催日 | キックオフ （日本時間） | 試合 |
|---|---|---|
| 11/28（土） | 5:00 | バジャドリード vs レバンテ |
| 11/28（土） | 22:00 | エルチェ vs カディス |
| 11/29（日） | 0:15 | バレンシア vs アトレティコ |
| 11/29（日） | 2:30 | ウエスカ vs セビージャ |
| 11/29（日） | 5:00 | レアル・マドリード vs アラベス |
| 11/29（日） | 22:00 | バルセロナ vs オサスナ |
| 11/30（月） | 0:15 | ヘタフェ vs ビルバオ |
| 11/30（月） | 2:30 | セルタ vs グラナダ |
| 11/30（月） | 5:00 | ソシエダ vs ビジャレアル |
| 12/1（火） | 5:00 | ベティス vs エイバル |
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