スペイン実質3部のプリメーラ・ディビシオンRFEFに所属するラシン・サンタンデールは4日、U-19スペイン代表MFパブロ・トーレが今季終了後にバルセロナに移籍することを発表した。
レアル・ソシエダやアーセナル、アヤックス、そしてレアル・マドリードも獲得を目指していたパブロ・トーレの移籍先は、先に報道にあった通りバルセロナに決定した。ラシンの発表によればバルセロナは移籍金として500万ユーロ、さらにインセンティブとして最大2000万ユーロを支払うことになる。バルセロナとパブロ・トーレの契約期間は2026年までで、契約解除金は1億ユーロに設定されることに。ちなみにラシンの契約解除金設定額はその10分の1となる1000万ユーロだった。
パブロ・トーレがバルセロナ移籍を決めた背景には、チャビ・エルナンデス監督の存在があったとみられる。スペイン『マルカ』曰く、チャビ監督は代理人が共通しているパブロ・トーレ及びその家族に対して、自身がMFペドリ、MFガビ、MFニコなど、若手選手をためらうことなく登用する方針を取ってきたことを説明したという。バルセロナはトップチームの指揮官が直接的に関与したことで、この争奪戦で勝利をつかんだようだ。
バルセロナは来夏正式に加入するパブロ・トーレをトップチームに組み込む模様。ただし選手登録はBチームで行い、トップチームで出番がないときには、Bチームで出場機会を与える方針とみられる。
なおラシンの元選手で、現在は同クラブの下部組織で働くゴンサロ・コルサ氏は、『ラディオ・マルカ』とのインタビューで、パブロ・トーレのバルセロナへの適応に太鼓判を押している。
「パブロは自分が主役になってしまうことを受け入れている選手だ。(同じくラシン下部組織出身の)カナレスととても似ていて、
「あれは生来の才能なんだろう。彼はペドリ、チャビ、イニエスタと同じようなものを持っていて、成長のためには今回のようなステップアップが必要だったんだ。彼みたいなタイプの選手はマドリードよりもバルセロナにはまるね。その性格は素晴らしく、とても謙虚で、落ち着いていて、それでいて凄まじい情熱を持っている。パブロはバルセロナにぴったりだよ」
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