アトレティコ・デ・マドリードFWジョアン・フェリックスが受けているファウルの数が話題となっている。
2019年夏、移籍金1億2000万ユーロでベンフィカからアトレティコに加入したジョアン・フェリックス。今季スペインの首都クラブで3シーズン目を迎えたが、いまだレギュラーの座をつかめてもらず、22歳の天才MFは伸び悩んでいる印象を与えている。
ピッチに立った際に目立つのは、その驚異的な個人技を見せようとして受けるファウルの数の多さだ。スペイン『マルカ』によれば、ポルトガル代表FWの今季の出場時間はわずか562分間にとどまるが、被ファウル数は30回にも及び、欧州の600分以下の出場選手では最多の回数となる。
90分の中で受ける被ファウル数の平均でも、J・フェリックスは突出している。ラ・リーガで最も多くのファウルを受けているのはアスレティック・ビルバオFWイケル・ムニアインの47回で、続くのがレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールの46回。ムニアインが31.57分、ヴィニシウスが34.8分ずつファウルを受けているのに対して、J・フェリックスは18.73分に1回、つまり1試合平均4.40回ファウルを受けていることになる。データ的にJ・フェリックスに最も近いのはレアル・マドリードMFエデン・アザール、レアル・ソシエダFWアドナン・ヤヌザイとなるが、アザールが25.9分、ヤヌザイが26.2分に1回ファウルを受けている計算で、こちらも差をつけられていることは変わらない。
ここ2シーズンは、怪我にも泣かされているJ・フェリックス。アトレティコのエンリケ・セレソ会長は「もっと彼のことを守らなくてはいけない。あまりに多くの打撃を受けている。ジョアンのプレーをもっと尊重すべきなんだ」と話していたが、しかし肉弾戦の中で潰されないことも同選手の課題なのかもしれない。
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