試合の概要
クリスマスを4位で折り返すことに成功したアーセナル。ボクシング・デーでは、最下位ノリッジと敵地で対戦する。
ノリッジ(順位:20位 勝点10 | 2勝4分け11敗 | 8得点34失点)
成績不振でダニエル・ファルケ前監督を解任し、同時期にアストン・ヴィラを解任されたディーン・スミス監督を招聘したノリッジ。就任後3試合で1勝2分けと復調の兆しを見せていたが、トッテナム(0-3)、マンチェスター・ユナイテッド(0-1)、そして指揮官の古巣アストン・ヴィラ(0-2)に敗れ、3連敗と苦しい状況は変わらないでいる。
現在イギリスでは新型コロナウイルス感染拡大が続いており、先日にはスミス監督もクラブ内で複数の陽性反応が確認されたことを明かしている。第18節は延期となっているため前の試合から2週間が空いた形だが、アーセナル戦で主力選手全員が起用できるかは定かでない状況だ。
そんな中で強豪をホームに迎えることになるが、ポゼッションを許して押し込まれる展開が予想される。アーセナルはGKも絡めてハイプレスをかわす形が確立されつつあるため、自陣に引いてカウンターを狙う現実的なスタイルが求められそうだ。とにもかくにも、1シーズンでの降格を避けるためにここで1ポイントでも獲得しておきたい。
注目選手:テーム・プッキ
今季もここまでチーム最多5ゴールを挙げ、エースに君臨するプッキ。ここまで全試合に先発している31歳が、やはりノリッジのキーマンであることは変わらない。押し込まれる時間が続くことが予想されるが、得意の裏抜けや一瞬のスキを突いてボックス内で勝負し、浮上のきっかけを掴むゴールを奪いたい。
予想スタメン(4-3-3)
GK:クルル
DF:アーロンズ、カバク、ギブソン、B.ウィリアムズ
MF:マクリーン、セーレンセン、ギルモア
FW:プワヘタ、プッキ、カントウェル
アーセナル(順位:4位 勝点32 | 10勝2分け6敗 | 27得点23失点)
8戦無敗後の敵地での連敗により、嫌な雰囲気が流れたアーセナル。しかし、その不安を払拭するような3連勝。その間9ゴール1失点と見事な内容で、今季の強さをアピールした。さらに直前のリーグカップでは控えメンバーも躍動しており、チームの成熟度を示している。
コロナが大流行する中、アーセナルではパブロ・マリとサンビ・ロコンガの陽性が発覚。その後は施設の洗浄等を行った結果、幸いなことに現時点では集団感染には至っていない模様だ。一方で前節交代となっていた冨安健洋だが、直近のカップ戦は欠場。ノリッジ戦の出場は不透明となっている。現チームで欠かすことのできない存在だけに、今後の過密日程を考慮して休ませる可能性もあるだろう。
スカッドの大幅刷新、GKを含む4バックが安定したことにより、タレントあふれる若き前線のアタッカーが躍動するアーセナル。さらに、試合ごとに輝く選手が入れ替わり、また途中交代から結果を残す選手も増加するなど、良い循環に入っている。就任2年を迎えたミケル・アルテタ監督の下で確実な成長を見せる中、今季こそ悲願のトップ4フィニッシュを実現できるだろうか。そのためにも、最下位相手に確実に3ポイントを重ねたい。規律違反でチームを外れているピエール=エメリク・オーバメヤンの起用法も含め、注目が集まっている。
注目選手:ガブリエウ・マルティネッリ
今季序盤戦もなかなかプレータイムを得られず、苦しんでいた20歳アタッカー。しかし第13節ニューカッスル戦(2-0)で途中出場から見事な得点を奪うと、以降は5試合連続で先発の座を掴んだ。そして前節の2ゴールなど、直近6試合で4ゴール2アシストをマーク。最近ではゴール以外でもビルドアップに顔を出すシーンや、逆サイドへの展開など視野も広がり、プレーの幅を大きく広げている。今チームで最も“ノッている”アタッカーは、ノリッジ戦で3試合連続ゴールを奪えるだろうか。
予想スタメン(4-2-3-1)
GK:ラムズデール
DF:セドリック、ホワイト、ガブリエウ、ティアニー
MF:トーマス、ジャカ、サカ、ウーデゴール、マルティネッリ
FW:ラカゼット
放送・配信予定
- 配信: DAZN
- 解説:水沼貴史 実況:桑原学
- キックオフ:2021年12月27日(月)日本時間0:00
- 会場:キャロウ・ロード
関連記事
● 直近のDAZN番組表(全体)
● 直近のDAZN番組表(海外サッカー)
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。