セリエA第31節が現地時間4月2日～4月4日に行われた。
第31節の総評
4位ユヴェントスと3位インテル、イタリア屈指の名門が1ポイント差で迎えた“イタリア・ダービー”は、緊張感の高い激しい一戦となった。
開始8分、セットプレーのこぼれからキエッリーニのシュートがバーを直撃。その後もユヴェントスがチャンスを作っていた。しかし前半終了間際、ドゥンフリースがボックス内で倒されたとして、VARレビューの結果インテルにPKが与えられる。チャルハノールのキックはGKシュチェスニーに阻まれ、こぼれ球からネットを揺らしたものの、主審はファウルと判定。しかし、キックの前にボックス内へ選手が侵入していたとして、再びのVARレビューでPKは蹴り直しに。チャルハノールが今度は沈め、インテルが先制した。この一連の判定に、ユヴェントス指揮官アッレグリは怒りを爆発させている。
劣勢のユヴェントスは後半も攻め立てるが、ザカリアのシュートはポストに直撃するなど、チャンスを活かせず。判定は物議を醸したものの、1点を守りきったインテルが大きな勝利を挙げた。なお、ユヴェントスのリーグ戦無敗は「16」でストップしている。
3連勝中の首位ミランは、ボローニャとホームでスコアレスドロー。新ユニフォームに身を包み、33本ものシュートを浴びせたが、最後までゴールをこじ開けられなかった。一方2位のナポリは、難敵アタランタを敵地で3-1で撃破している。
またサンプドリアは、好調ローマに0-1と敗戦。吉田麻也は終了間際にピッチに立っている。
この結果、首位ミラン（勝ち点67）と2位ナポリの差が「1」に縮まった。1試合未消化のインテルが4ポイント差で続き、4位ユヴェントスに4ポイント差をつけることに成功している。また7戦負けなしのローマ（同54）が5位に迫っている。
第31節の結果
スペツィア 1-0 ヴェネツィア
【得点者】ギャシ（90+4分）
ラツィオ 2-1 サッスオーロ
【得点者】ラ：ラッザリ（17分）、ミリンコヴィッチ=サヴィッチ（51分） サ：トラオレ（90+4分）
サレルニターナ 0-1 トリノ
【得点者】ベロッティ（18分／PK）
フィオレンティーナ 1-0 エンポリ
【得点者】ゴンサレス（58分）
アタランタ 1-3 ナポリ
【得点者】ア：デ・ローン（58分） ナ：インシーニェ（14分／PK）、ポリターノ（37分）、エルマス（81分）
ウディネーゼ 5-1 カリアリ
【得点者】ウ：ベカン（38分）、ベト（45分、49分、73分）、モリーナ（59分） カ：ジョアン・ペドロ（32分）
サンプドリア 0-1 ローマ
【得点者】ムヒタリアン（27分）
ユヴェントス 0-1 インテル
【得点者】チャルハノール（45+5分／PK）
ヴェローナ 1-0 ジェノア
【得点者】シメオネ（5分）
ミラン 0-0 ボローニャ
【得点者】なし
第32節の日程・対戦カード
| 日時 （日本時間） | 対戦カード | 配信・放送予定 |
|---|---|---|
| 4月9日（土） 22:00 | エンポリ vs スペツィア | DAZN |
| 4月10日（日） 1:00 | インテル vs ヴェローナ | DAZN |
| 4月10日（日） 3:45 | カリアリ vs ユヴェントス | DAZN |
| 4月10日（日） 19:30 | ジェノア vs ラツィオ | |
| 4月10日（日） 22:00 | ナポリ vs フィオレンティーナ | DAZN |
| 4月10日（日） 22:00 | サッスオーロ vs アタランタ | |
| 4月10日（日） 22:00 | ヴェネツィア vs ウディネーゼ | |
| 4月11日（月） 1:00 | ローマ vs サレルニターナ | |
| 4月11日（月） 3:45 | トリノ vs ミラン | DAZN |
| 4月12日（火） 3:45 | ボローニャ vs サンプドリア | DAZN |
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