冷たい雨と風が舞う寒空を切り裂くゴールラッシュで浦和レッズが柏レイソルを一蹴した。
口火を切ったのはMF汰木康也だった。15分、MF江坂任がピッチ中央でボールを引き出し針の穴を通すようなスルーパスを供給。抜け出したFWキャスパー・ユンカーの折り返しを汰木が冷静に蹴り込んだ。
さらに、止まらない浦和は21分にMF関根貴大がPKを決めると、23分には汰木が相手のクリアミスを見逃さずこの日2点目をマーク。33分に柏のMFマテウス・サヴィオにヘディングシュートを決められ1点を返されるが、45分にはロングボールに抜け出したユンカーが冷静に左足で流し込み、4-1で前半を折り返すことに成功した。
3点のリードを持って入った後半も浦和がゲームのペースを掌握。余裕をもって時計の針を進めた。
そして59分、この日最大の盛り上がりが訪れる。左サイドからMF小泉佳穂が上げたクロスを江坂は胸でコントロールし、右足を振り抜く。相手に当たったボールはゴールに吸い込まれネットを揺らした。古巣にとどめを刺すゴールを決めた背番号33は65分、大きな拍手に包まれピッチを後にした。
試合はその後、意地を見せようとする柏が何度かゴールに迫るが、途中出場のFW細谷真大やこちらも古巣戦となったFW武藤雄樹の際どいシュートはGK西川周作がストップ。失点を許すことなくタイムアップを迎えた。
この結果に浦和のリカルド・ロドリゲス監督は「この試合の重要性をピッチ上で示してくれた」と選手たちを称賛。「決定力高くチャンスを生かしてくれた」と5ゴールを奪ったことに関しても高い評価を与えた。
一方のネルシーニョ監督は険しい表情で試合を総括。「見て分かる通り恐ろしい結果になってしまった。今週、準備してきたことが何も出せず、この結果は妥当だと思う」と肩を落とした。
■10月22日
・J1第33節
浦和 5-1 柏
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