勝点2差の激突。サンフレッチェ広島対浦和レッズの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

勝点差わずか2で迎える対決だ。

ホームのサンフレッチェ広島は勝点24の9位に付けている。開幕からの無敗が第9節・湘南ベルマーレ戦で止まってからはもどかしい時期が続き2勝2分5敗と大きく負け越し。上位争いからの脱落を余儀なくされた。

しかしその中で首位・川崎フロンターレと引き分けたり、敗れた5試合の内4試合が1点差負けだったりと大崩れしているわけではない。前節・セレッソ大阪戦でも先制を許しながらもFWジュニオール・サントスが1ゴール1アシストの活躍を見せ逆転勝ち。今季3度目の連敗は免れた。

今季は4バックを軸に「4－3－3」のシステムにチャレンジするなど開幕から様々なトライを繰り返してきた中で前節は原点回帰とも言える3バックを採用。昨季までのベースである「3－4－2－1」の布陣で戦い見事勝点3をつかんだ。今節に向けては3バックを継続するのか、4バックに戻すのかは不透明であるが、“堅さ”を武器に今季2度目の連勝を狙いたい。

対してアウェイに乗り込む浦和レッズは好調で現在勝点26の6位である。2－0、3－0、2－0と3試合連続複数得点かつ無失点の3連勝。今季からチームを率いているリカルド・ロドリゲス監督のスタイルが着実に浸透していると見ていいだろう。ピッチ上からは躍動感が伝わってくる。

この3連勝はチーム一体で掴んだものであり、それぞれの選手が素晴らしいパフォーマンスを見せているが、その中でも見逃すことができない選手が2人いる。

まずは3連勝のスタートなった第13節・ベガルタ仙台戦からゴールマウスを守るGK鈴木彩艶。18歳ながら189㎝・91㎏と体格は出来上がっており安定感は抜群だ。ここぞの場面ではビッグセーブを見せるなど、まさに守護神と呼ぶべき存在となっている。

そしてもう1人はわずか1か月ほど前にチームに合流したストライカー、FWキャスパー・ユンカーだ。シュートセンスに長けたデンマーク人ストライカーはすでにゴールを量産。この3試合でも4ゴールを決めておりいまやチームのエースである。

最後尾と最前線に軸が定まった浦和は今季初の4連勝に挑む。