試合の概要
アラベスが日本時間24日のラ・リーガ第20節でレアル・マドリードを本拠地エスタディオ・デ・メンディソロツァに迎える。
アラベス（17位 勝ち点18｜4勝6分9敗｜17得点25失点）
アラベスは前節、セビージャに1-2で敗戦。開始3分で失点を喫したところから12分にエドガルが同点弾を奪ったところまでは良かったが、前半半ばに勝ち越し点を奪われると、後半に巻き返すことはできないまま試合を終えた。とはいえ、規模の違うクラブ相手に最後まで結果が分からないしぶとい戦いを見せた。
これでリーグ3連敗となったアラベスは17位に沈んでいるが、セビージャ以前に対戦したのは首位・アトレティコ・マドリード、躍進を続けている9位・カディス。基本布陣をシーズン当初の3バックから4-4-2に変更し、数字以上に手堅い戦いを続けている。
また、今節ホームに迎えるレアル・マドリードは圧倒的な格上ではあるが、昨年11月末の第11節では敵地で2-1の大金星を挙げた。その試合では相手のミスを確実に得点につなげたが、前回対戦同様に不調の時期に差し掛かっているメガクラブ対してダブルを達成することができれば、クラブの歴史に残るシーズンにできそうだ。
注目選手：ホセル
チームトップの4得点を記録する快足ストライカー、ルーカス・ペレスが直近の公式戦4試合を欠場するなか、最前線で身体を張っているのがレアル・マドリードの下部組織にも在籍していたことがあるFWホセルだ。192cmの大型万能ストライカーは前回の古巣対戦で決勝点を奪ったが、今回も衝撃を与えることができるのだろうか。
予想フォーメーション（4-4-2）
- GK：パチェコ
- DF：マルティン、ルジューヌ、ラグアルディア、R・ドゥアルテ
- MF：ホタ、バタグリア、ピナ、L・リオハ
- FW：エドガル、ホセル
レアル・マドリード（2位 勝ち点37｜11勝4分け3敗｜30得点15失点）
ラ・リーガでは直近3試合で1勝2分けと取りこぼしが目立っている。引き分けた2チームはエルチェとオサスナであり、チーム状況は優れない。順位は2位につけているものの、首位・アトレティコ・マドリードは消化試合数が1つ少ない状態で勝ち点を「44」にまで伸ばしており、悲観的な報道も多くなされている。
また、直近のラ・リーガ第18節でオサスナと0-0で引き分けて以降、スーペル・コパ準決勝ではアスレティック・ビルバオ、コパ・デル・レイ3回戦では3部クラブのアルコジャーノに敗北。わずか一週間で2つのタイトルを失った。
さらに悪いことに、レアル・マドリードは22日にジネディーヌ・ジダン監督が新型コロナウイルスに感染したことを発表しており、窮地で迎えるアラベス戦は進退にも注目が集まっていた指揮官が不在となる。ダニエル・カルバハルとセルヒオ・ラモスの状態が懸念されるが、ラ・リーガ前半の直接対決で後れをとった相手に対し、ネガティブな空気を一変させるような勝利が求められる。
注目選手：カリム・ベンゼマ
2009年夏よりレアル・マドリードでプレーし、今なお最前線で最も結果を残しているベンゼマ。チームキャプテンであるS・ラモスがヒザの問題で欠場した場合、数々のタイトルを獲得してきた勝者としての経験をピッチに注入する役目が求められる。リーグ戦4試合ぶりの得点を決め、チームを救うことはできるのだろうか。
予想フォーメーション（4-3-3）
- GK：クルトワ
- DF：L・バスケス、ヴァラン、ミリトン、F・メンディ
- MF：モドリッチ、カゼミーロ、クロース
- FW：アセンシオ、ベンゼマ、アザール
放送・配信予定
- 配信：DAZN
- キックオフ：2021年1月24日（日）日本時間5:00
- 解説：川勝良一 実況：倉敷保雄
- 会場：エスタディオ・デ・メンディソロツァ
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