2020年6月末で所属クラブとの契約が満了し、夏の移籍市場でフリー移籍が可能になる選手の中には、ミランのズラタン・イブラヒモヴィッチやマンチェスター・シティのダビド・シルバ、パリ・サンジェルマン（PSG）のチアゴ・シウヴァといったビッグネームも含まれる。そのメンバーでベストイレブンを作成してみると――。『DAZN News』編集部で11人を選出した。
GKはジャンルイジ・ブッフォン。42歳の“生ける伝説”は新型コロナウイルスによるセリエA中断前の時点で公式戦11試合に出場し、平均失点率が0点台（0.82）の結果を残している（その後、ユヴェントスと契約を1年延長）。
最終ラインは3枚のCBで構成。左からヤン・フェルトンゲン（トッテナム）、T・シウヴァ（PSG）、エセキエル・ガライ（バレンシア）を並べた。フェルトンゲンは「異なる言語を学びたい」意欲とスパーズ残留で揺れているようで、T・シウヴァは古巣ミランやフルミネンセが新天地候補に挙がる。ガライは十字靭帯損傷後にコロナ感染と災難続きだが、前半戦はバレンシア不動のCBとして活躍していた。
ウイングバックは左にレイヴァン・クルザワ、右にトーマス・ムニエのPSGペアを配した。それぞれ20代後半と年齢的に脂の乗り切った実力者で、複数のビッグクラブが狙う“人気銘柄”になっている（※ムニエは6月25日、ドルトムント移籍を発表）。この両雄と中盤を形成する残り2人は、30代半ばになった今も非凡なボールスキルに翳りが見られないダビド・シルバ（マンC）と、バイエルンとの口頭合意が報じられるレヴァークーゼンのチャルレス・アランギスを選んだ（その後、レヴァークーゼンと契約延長）。
選考に苦慮したのが3トップ。実績十分のエディンソン・カバーニ（PSG）も捨てがたいが、2020年1月に欧州戦線へ舞い戻ったイブラヒモヴィッチ（ミラン）を最前線に置き、チャンピオンズリーグで6得点のCFドリース・メルテンスを左ウイングに回した（その後、ナポリと契約延長）。右ウイングはチェルシーの「背番号10」ウィリアンを置いている。
惜しくも選外とした名手は数多い。FWホセ・カジェホン（ナポリ）、オリヴィエ・ジルー、ペドロ（ともにチェルシー。その後、ジルーは21年夏まで契約延長）、MFサンティ・カソルラ（ビジャレアル）、マリオ・ゲッツェ（ドルトムント）など、選者によってはまた違った実力者がベストイレブンに名を連ねるだろう。
| ポジション／選手名 | 所属クラブ | 国籍 |
|---|---|---|
| GK ジャンルイジ・ブッフォン | ユヴェントス | イタリア |
| DF ヤン・フェルトンゲン | トッテナム | ベルギー |
| DF チアゴ・シウヴァ | パリ・サンジェルマン | ブラジル |
| DF エセキエル・ガライ | バレンシア | アルゼンチン |
| MF チャルレス・アランギス | レヴァークーゼン | チリ |
| MF ダビド・シルバ | マンチェスター・シティ | スペイン |
| MF トーマス・ムニエ | パリ・サンジェルマン | ベルギー |
| MF レイヴァン・クルザワ | パリ・サンジェルマン | フランス |
| FW ウィリアン | チェルシー | ブラジル |
| FW ドリース・メルテンス | ナポリ | ベルギー |
| FW ズラタン・イブラヒモヴィッチ | ミラン | スウェーデン |
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