12日、日本代表はオーストラリア代表と対戦し2-1で辛勝した。8分にMF田中碧の得点で先制したものの、70分にアイディン・フルスティッチに直接FKを沈められて同点に追いつかれる。しかし86分、途中交代で入ったFW浅野拓磨が左足を振り抜くと、相手のオウンゴールを呼び込み再び勝ち越し。土壇場での決勝弾で2-1で劇的な勝利を飾っている。
これで予選を2勝2敗とした日本は、早くも黄信号が灯っていたワールドカップ出場に向けて望みをつないだ。
絶対に勝たなくてはいけない試合を前に、結果次第での解任も噂されていた森保一監督だが「代表の監督に就任してから、毎試合毎試合、道が続くのか終わるのか、岐路に立っていると思っている。今日を特別に思うことはなかった」と、その責任と覚悟を口にした。また、試合前の国歌斉唱時には「たくさんの応援を受けている」と感極まり涙を浮かべるシーンも。指揮官はその重責を感じている。
また、試合後には円陣を組みチーム一丸となった。「今日も厳しい試合に臨んだが、選手たちが試合に出られる、出られない関係なく練習の時から自分のやるべきことを一生懸命やってくれる。そしてチームのために、戦おうという姿勢を見せてくれた。選手たちも自分たちのやることをやる。試合の結果につながったという部分が大きかったので、皆の勝利だということを伝えた」と、選手たちを労った。
森保監督は「ワールドカップへの道はつながり、素晴らしい勝利となった」と話す一方で、「まだまだ厳しい戦いが続くので、勝利を次の勝利に繋げられるように、力を合わせて戦っていきたい。」と勝って兜の緒を締める。「9月、10月と2試合とも初戦で破れている。11月の初戦をどうやって勝っていくか」。ワールドカップ出場権確保に向けて、まだまだ課題は多い。
勝ち点6を手にし一息ついた日本代表だが、厳しい状況にあるのは引き続き変わりはない。11月には11日にベトナム、16日に初戦で敗れているオマーンと敵地での2連戦が控えている。
W杯アジア最終予選 日本代表戦|試合日程・配信/放送予定
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