12日のオーストラリア戦で、日本代表は田中碧のゴールで先制するも追いつかれ、苦しい展開の末に、浅野拓磨が呼び込んだ相手のオウンゴールで劇的勝利を果たした。
この結果、ここまでW杯予選最多連勝を「11」とし、連勝街道を突き進んでいたオーストラリア代表の記録はストップ。試合後の会見で、オーストラリア代表監督のグラハム・アーノルド監督は「連勝記録はストップしたが、これで連勝を気にせず、予選を戦うことができるようになる」と敗戦も前を向いた。
「このような結果になったが、自分たちのパフォーマンスには満足している。2点目はオウンゴール。試合は支配できていた」とチームの戦いぶりを称えた。また、「日本のファンが選手にエネルギーを与えたと思う」と振り返った。
この日、埼玉スタジアム2002では有観客での試合となった。一方のオーストラリア代表はコロナ禍のため同国内で試合の開催が許されておらず、海外での転戦を余儀なくされている。「我々はオーストラリアを離れてプレーしている。ワクチンの接種率が80％で超えたので、ファンを入れたスタジアムでプレーができたらいい。ニューサウスウェールズ州の政府が私達を助けてくれると思う。絶対にファンの力が必要だ」と力説した。
この日、MVPに選出されたアイディン・フルスティッチも「次のホーム戦は、本当に試合ができるのではないかという噂が出ている。母国で、皆からエネルギーを受け取って試合をするということは大事。本当に素晴らしいことだと思う」と自国での試合開催に期待を寄せた。
W杯アジア最終予選 日本代表戦｜試合日程・配信/放送予定
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